ようやく聴きました、モニカの新作(R&B1位・POP2位を記録)。なんか、彼女的なのか音楽業界的になのか、前作の演歌的ソウルな作品はかなりこぶし入ってて好盤だとは思ってましたが、案外評価は良くないもので(R&B1位・POP8位ってダメなの?)、本作に懸ける意気込みみたいなものがかなりクローズアップされてましたね。女性ソロシンガーってのもあって、私生活が色々言われたりするのは可哀そうなものだけど、ブックレットにも載っている二人の子供だったり、相変わらず10曲だけに絞った作風だったり、直球ど真ん中でまたもモニカ節を届けてくれるあたり、いとしく思えてしまいます。1.「Still Standing (ft. Ludacris)」
タイトル曲。エグゼクティブ・プロデューサーでもあるBryan-Michael Cox に作品を預け、アルバム唯一の客演としてリュダクリスをフィーチャー。じわじわ迫るドラムビート、しかしながら薄口な進行がなんとなく新鮮。幕開け、かなりクールな仕上がり
2.「One In A Lifetime」
王道なメロディ、安定感ありつつ、ねっとりしつつも、芯のあるヴォーカルは、これまで以上に深みを増したよう。ミディアムグルーヴで基軸を持って進行するテクニックは、さすがモニカ
3.「Stay Or Go」
しっとりバラード調ながら、これも美メロを極めた展開。シンセも加えながらも、あっさり脂っこくない料理法は本作の良さが出ている証拠かな
4.「Everything To Me」
1stシングル、R&B1位・POP44位を記録。Missy Elliott プロデュース、Deniece Williams「Silky」使い。ソウル好きにこそ評価されそうなアレンジ。高音を響かせる熱さも聴きどころ
5.「If You Were My Man」
引き続きミッシー担当。80年代的な懐かしのテクノ系サウンドをゆる〜く用いたアレンジ。Evelyn Champagne King「Betcha, She Don't Love You」使い。中間はこれくらい肩の力が抜けてても悪くないね
6.「Mirror」
最先端を行く音で勝負してきたヒップホップ寄りのトラック。進行的にはほぼモニカをリードとする歌だけど、感情の起伏だったり重なるサビでの程良い乾き具合だったり、、何気に要素盛り込んだクールな楽曲
7.「Here I Am」
声が微妙にブランディばりにハスキーさを増してきたのがポイントかな。早口具合なんかも、旧友からのインスパイアな感じで、90年代R&Bファンには色々と感じるものが多いはず
8.「Superman」
Johnta Austin も参加、王道ミディアムスロー。アレンジは今な印象だけど、ヴォーカルの動かし方はモニカならでは。変わらないところと成長したところの両面ににんまり
9.「Love All Over Me」
2ndシングル、R&B4位・POP67位を記録。Jermaine Dupri プロデュースながら、清涼感あるバラードでの勝負。こういう分かりやすく素敵な展開ってのが評価されるのは、素で勝負できているマーケットがあってこそ。R&B復権ってな感覚
10.「Believing In Me」
StarGate プロデュース。激しさがなくとも伝わる、このじわじわと中低域で勝負する辺り、強いなぁと思えちゃいます。しっとり、良い心地で終了
近年、ソウル期に戻ったようなアルバム作りにこだわる90年代出身女性ソロって、案外居ないかも。さらに、それが若手のリスナーにも響かせるってのが強靭だなぁと感じます。でっかいプロモーションはなくとも、彼女のライフスタイルと掛け合わせた良質なアルバムを、また数年おきにリリースしてくれれば、文句なしです。
Still Standing
アーティスト:Monica
J-Records(2010-03-23)
おすすめ度:
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る













