SOUL FOOD, SOUL LIFE

【ほぼ毎日“R&B/SOUL”のCD全曲レビュー】Aretha Franklin の来日祈願と、YO-SUKE の日常備忘録も

Leroy Hutson @ Billboard Live Tokyo (2018)

IMG_3840奇跡の来日、リロイ・ハトソン!なんとも御歳75歳にて初来日。個人的には1982年作をもって音楽のセカイから離れてしまったのか、それとも生きているかもわからなかった状態。でも、長らく音から離れては近年復活してたそうで、2014年以降のライヴの模様がYouTube で観れたんだけど、それはそれは悶絶!なんたって、元気なんですよ、声まで落ちてなく。

振り返ると、自分は大学生の時、今から20年近く前、Curtis Mayfield が亡くなる寸前くらいからカーティスにはまり、それからCDを集めるわ集めるわ。中でも国内限定でリリースされたノンストップCDが悶絶で、そこにはカーティスだけではなく、Curtom レーベル所属・The Impressions 後継のリロイの音源も繋がってて、それがまたスムースで気持ちかったんです。ただ、彼のアルバムは単体ではなかなかCD化されることなく、しっかりアルバムを聴けず、でも2010年代になってからようやく手頃に聴けるようになったなぁと。そしてですよ、ようやく彼が来日、もうワクワクすぎました。自分は5月5日の東京最終公演を選びましたが、3日のライヴが相当に好評すぎて期待は膨らむばかり。

Leroy Hutson (Vocals, Piano)
Gizelle Smith (Vocals)
Andre Espeut (Vocals)
Carl Hudson (Keyboards)
Paul Jobson (Keyboards)
Dave Ital (Guitar)
Derek Chai (Bass)
Jamie Anderson (Saxophone)
Nick Van Gelder (Drums, Percussion)
Kofi Kari Kari (Percussion)

IMG_3841見よ、このメンツ!UK産、コーラスは2名、中でもRuthless Day で日本デビュー(P-Vine)したばかりのジゼル・スミスまで、とにかく可愛くて、歌も堂々たる。そしてキーボードは2者。ギター、ベースに、サックス兼フルート(フルートがたまらないシカゴサウンド!)、ドラムも中央に、単独にパーカッションも荒ぶってた。

出だしからインスト長めにも、やっぱり轟く素敵なフォーエヴァーなサウンド、もうずっとニンマリ、久々にソウルでこんなにオーディエンスが盛り上がってるビルボード東京は久方。肝心のリロイは白い服に身を包み、足腰も安定、ほんとに75歳と疑うほど元気。個人的にはダウンタウンの松ちゃんに見えてました。声も素晴らしい、活きてる!ファルセットも、艶も、いやー、フリーソウル。バンドと共に幸せを届けてくれる。この日2ndステージとも思えない美しさ、エナジー。"All Because of You" "Lover’s Holiday"、いやー、感嘆。

IMG_3843ライヴは60分超、いろいろサービス精神も凄いし、彼を拝めてよかった。相変わらず呑んでしまったので、サイン会は並びませんでしたが、相当な方がCDやレコードを勝って並んでるのをみて、なんか愛されてるなぁと、一気に親近感も。今回カジュアルだったら7500円、安すぎる。自分は初めてメンバーズシートってとこでしたが、見やすかったです。ちょっとスタンドアップは結構悩む席だったけど、とにかく会場が幸せで溢れてました。初めてカートムサウンドに直に触れられたようで、まさかのCurtis Mayfield, Donny Hathawaay なんかをオーヴァーダブしているように観劇しました、感謝!

<過去レビュー>
1973年 Love Oh Love
1974年 The Man!
1975年 Huston
1978年 Closer to the Source
1982年 Paradise

ビルボードライブHPから、ライヴレポート
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Ruben Studdard / Ruben Sings Luther (2018)

51x5sNsV+kL__SS500ルーサーが逝去して、13年になろうとしている時、デビュー時からルーサー曲を取り上げてた彼がルーベン・シングス・ルーサーと銘打ったライヴツアーを発表。その連動としてリリースされた全ルーサー・ヴァンドロス曲で構成されたトリビュート作を。最近不調気味だった彼を押し上げる、ルーツにも近い内容かな個人的にはインディーシンガーのMarc Staggers とか、Darwin Hobbs あたりがルーサーには近いと思うけど、メジャーどころでは彼の思いみたいなのは強いのは間違いなく。

1. Always And Forever
どっしり素敵にストリングス、ホーン。正にAn Evenig with Ruben Staddard がスタートするに相応しい。彼なりの鳴りで、そして噛みしめるように歌う真摯さが素晴らしい
2. Never Too Much
早口リリック、ストリングス(ディープにも最高)、ベースラインも迫力あってカッコイイ!その一方で、ここで露呈するのは案外ルーベン声が細い。ファルセットコーラスはクールなんだけど、地声が弱め?インパクト欠けかも


3. So Amazing
ここまでは鉄板の選曲、ファルセットの通いなんて美しいし、彼はバラードにこそルーサーとの粘着性が高いかも。女性コーラスとのバランス、何よりオリジナルの尊重、心が引き締まる
4. Don't You Know That?
ちょっと意外性な曲が連続、2曲目とは異なるけど若干挑戦的に、楽しげなんだけど、どこか操られてる感じもする。やっぱルーサー曲はアドリブ音階含め難しかったんだろうなぁと実感
5. Bad Boy / Having a Party
これをカヴァーしてきたか、ルーサーの遊びココロ、ベースラインは流石ににたまらん、こういう曲で流れるように歌われると悶絶、でも演奏の凄みが強いかも
6. Love Won't Let Me Wait
ルーベンなりのアドリブもあるし、ゆったり、無機質に、でも温かさも。交錯がたまらない、ルーベンはファルセット多様だとかなり色味が増すなぁと。アルバムのハイライトとて7分超
7. Here And Now
ルーサー鉄板のバラード、高域あたりは一部オーヴァーラップしちゃいましたよ、ほんと素敵で、うっとり
8. Til My Baby Comes Home
ちょっと遊んできたなぁ、出だし、ライヴ映えしそうな音圧。80年代も最前線にゴリゴリ、クール。緩急になったけど、歌自体は淡々
9. A House Is Not a Home
まるでモノマネ合戦にも近い、ルーサーの代名詞的なアドリブスローバラード、随所ルーベンはルーサーになりきっての歌、面白すぎる、継承が嬉しすぎる

10. Power of Love
ラストは、ルーサー葬儀でも全員で歌ったポップの至極。そして愛と平和、この思いはルーベンからもしっかり汲める、素敵なラストになってると思います

10曲・48分、変化球あれ、名シンガーだったルーサーをこのタイミングで取り上げてくれたことが嬉しかったなぁ。2曲目のようなルーサーのカヴァーが難い曲なんかを聴くと改めてルーサーの凄みを知れちゃうんだけど、ルーベンのルーツ、改めて堪能。抑えておく曲が定番に寄っちゃうけど、これはツアー共々話題になりそう!

<過去レビュー>
2003年 Soulful
2004年 I Need An Angel
2009年 Love Is
2014年 Unconditional Love

Ruben Sings Luther
Ruben Studdard
CD Baby
2018-03-09

Lalah Hathaway @ Blue Note Tokyo (2018)

lalah01レイラ・ハザウェイ、2018年ジャパンツアー。なんとも、4月9日(月)・10日(火)ブルーノート東京、11日(水)はお休みで、12日(木)ブルーノート名古屋、13日(金)梅田クラブクアトロ、14日(土)・15日(日)、7日中6日がライヴ、そしてブルーノートは1日2公演なので、6日で計11公演の、昔のソウルシンガーばりのスケジュール、普通なら喉が心配。個人的には彼女のライヴ初参戦、そして今月Lisa Fischer 以来12日ぶり、レイラのライヴは最終日の最終公演!週末だったこともあり、満員。満員の風景、素敵だなぁと。

大人の空間、19時開場、日曜なので変則時間。19:50には、前座風にキャストのDJ Spark によるソウルを中心としたDJメガミックスで会場を温め。なんか嬉しい演出!20:00過ぎ、暗転し、素敵な演奏。ベース、ドラム、オルガン兼キーボード、男性コーラス(兼ダンス?水ペットボトル渡しw)、そしてDJ、でレイラ。安泰に登場、自分はステージ前方見て左側端の自由席だったので、ちょうどレイラ登場を間近で!

もう初っ端から、低域のヴォーカル、溢れるというか、会話すると言うか、自然の発声。父ダニー・ハザウェイと似てる部分と、天性で異なる才能の融合というか、もう神秘に奏でられるヴォーカルに感嘆。既に49歳ということだけど、一見30歳くらいにも見える、これはジャケ写とかもそうだけど、ほんと初々しい。動きは、これは褒め言葉なんだけど、渡辺直美のような、顔芸だったり、どっぷり育まれる動きだったり。グルーヴ、彼女の染み付いた才能、どこまでも陶酔。日本何度も来てるかもだけど、日本語も自然、ソウルフル、ちょっと敬語がどう、とかはどうでも良くて、存在が圧巻。

lalah03lalah02"Angel" "A Song For You" "Forever, For Always, For Love" いやー、感激の連続。終盤、ラストナイトということもあり、トランペッターTOKUさんと、ラッパーZEEBRA までステージに登場、スキャット対決、もう驚異に満足、サービス凄い。ブルーノート2nd、実に90分、アンコール前に一旦袖へ、その際に「Thank You」って声掛けたら、めっちゃ愛くるしい感じでリフレクションしてくれた、もう最高、袖最高。

アンコール2曲、最後まで隙なし。とにかく、ステージ全体を見て聴いて楽しめる、ソウルもR&Bも、ジャズもゴスペルっぽさまで、ラップまで、いやー、超絶フリーソウル。彼女がグラミーに卒なく愛される、そしてそんな彼女を間近で見れる幸せ、日本びいき、素晴らしいなぁ。もう、彼女をこれからだけど、もっともっと聴いていくぞ!大ファンになりました。

<過去レビュー>
2015年 Live

Donny Hathaway
1970年 Donny Hathaway
1970年 Everything Is Everything
1972年 Live
1972年 Roberta Flack ft. Donny Hathaway
1972年 Come Back Charleston Blue (OST)
1973年 Extension of Love
1980年 In Performance
1990年 A Donny Hathaway Collection
2004年 These Songs for You Live
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