大物になればなるほど、オリジナル・アルバムを究めたくなるのが僕流だったりします。それはAretha Franklin しかり、James Brown, Otis Redding, Stevie Wonder, Jackie Wilson, The Temptations…まっ、キリはないけど。。

今では、どんなアーティストだって(特に大物であれば)ベストは出てたりするので、それで簡単に済むことだってよくある…一方で、ベストじゃなきゃ聴けない音源が存在したりするのも実際のところ。オリジナルも買ってもらって、ちゃんとベストも買ってもらう…レコード会社は、そこらへん巧く考えてますからねー。

今回、どうしても聴きたくなってしまって、ベストを取りだしてたのはダニー・ハザウェイのコレクション。1979年に亡くなって早29年。その11年後に出されたベストなんだけど、注目すべきは「This Christmas」…これ、1972年に全米で最高11位を記録した割に、当時のアルバムには収録されなかったんです。だから、シングル盤で聴くしかなかった…。でも、ここに来て嬉しいCD化。

いつも通りの、お得意切ない感情も伝わるんだけど、ここでのダニーはとても楽しげ。声も伸びやか。ホーンの具合一つ取ってみても、ポップ要素が詰まってて、「こりゃR&Bヒットにはならないな…」というのが、まっしょうがないところかな!でも、その後この曲の解釈は、色々なアーティストに影響を与えてますよね。特に、Luther Vandross なんてマネしてるみたいな感じ。他にもポップ系アーティストもこぞって取り上げる、嬉しいピースな曲だったりします。

もちろん、他には「A Song For You」「Someday We'll All Be Free」「The Ghetoo」といった名曲だったり、「Young, Gifted And Black」「What's Going On」といったカバー、そしてRoberta Flack との共演でのヒット曲の数々「Back Together Again」「Where Is The Love」「The Closer I Get To You」「You Are My Heaven」「You've Got A Friend」などなど…結構押さえるところは押さえてます。でもね、やっぱり約10年に亘るヒット人生のシンガーだったので、オリジナルを聴いて回っても、そんなに大変じゃないはず。

※なんか、アレサのHPを更新してる時に(インタビューを訳してて)、その中の収録曲「This Christmas」がダニーからインスパイアされてた…って書いてあって、なんだか、突如この曲に飛びついてしまいました。今年は、いつも聴こう聴こうと思ってても置き去りになるクリスマスアルバムを、あれこれ取り上げてみようかな。

A Donny Hathaway Collection
A Donny Hathaway Collection


THIS CHRISTMAS ARETHA
THIS CHRISTMAS ARETHA