トニ・ブラクストン…デビューから10年経たずしてクリスマスアルバムを発表できたのは、既にベテランというか熟年に近い実力が認められているということ。確かに、1993年のデビュー以来『Toni Braxton』『The Secrets』『The Heat』という3枚のアルバムで、あまりにもR&B界において功績を残したのは事実。まっ、このアルバム以降は、落ち着いちゃったというか、失速しちゃったという印象は否めないけど、この頃までは確実に脂が乗りまくっててノリノリになれます。世界で100万枚を超えたクリスマス・アルバム…上質です。

1.「Holiday Celebrate
音域が急落・急上昇するヴォーカルを聴くとサスガだなぁって思っちゃう、地声もファルセットもそれぞれに味があるミディアムテンポのR&B(初っ端で掴みはOKですね)
2.「Christmas in Jamaica (ft. Shaggy)」
USチャートにおいても、当時軒並み売れまくってたレゲエアーティストをフィーチャーした異色の組み合わせ…でも、トニの妖艶なセルフコーラスが琴線となり、格別な味わいになっている
3.「Snowflakes of Love
タイトル曲扱いかな…Isaac Hayes が曲参加したスローチューンで、アコースティックギターの音色が絡まり、さらにハスキーなトニのヴォーカルが美しい
4.「Christmas Time Is Here
ジャズの世界へようこそ…とでも言われているような、王道スタンダード・ヴォーカルも負けてないというか、既に円熟味も
5.「Santa Please...
これはトニお得意のエロい歌い方、現行のR&Bにも近い不規則なメロディが楽しめる
6.「...Pretty Please (Interlude)
これは、ストリングスのみ、1分の息抜き
7.「Have Yourself a Merry Little Christmas
4曲目に続き、ここでもスタンダードナンバーを実に忠実に歌う
8.「This Time Next Year
トニに加え、Babyface & David Foster による作品…豪華な顔ぶれで内容も裏切ってない、ヒット性の高いじわじわ盛り上げるメロディ・ヴォーカルがたまらない
9.「The Christmas Song
4・7曲目に続き、これも堂々たるヴォーカルを披露するスタンダード
10.「Snowflakes of Love (Brent Fischer Instrumental)
2曲目のインストヴァージョン、こういった趣向での収録も嫌味なく聴ける(オーヴァーダブのトニのバックコーラスが素敵だ)
11.「Christmas in Jamaica (Remix)
前曲とはうって変わって、オリジナルヴァージョン以上にレゲエテイスト…なんかクリスマスソングぽくないけど

まさに温故知新かな。スタンダードで攻めすぎなかったのは評価できるけど、なんかあっという間に終わってしまったなぁという感想。たぶん、当時のトニファンには賛否両論というか、不満も爆発だったかもしれない。だけど、1曲1曲のクオリティはさすがに高い。久々にCDを聴いてたら、やっぱトニって歌上手いなぁって実感です。

SnowflakesSnowflakes
アーティスト:Toni Braxton
販売元:BMG Special Products
発売日:2001-10-23
おすすめ度:4.0
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