自分の購入したのは文庫本。すでに単行本は、だいぶ前に出ていたようなんだけど、改めて450ページ以上にわたる作品の中で、ジェームス・ブラウンの偉大さ、ブラック・パワーの歴史の重さ、ソウルミュージックの凄まじさなど、様々なものを痛感することができました。

貧乏で、教育のなかった幼少期。
犯罪で生計を立てた、思春期。
多くの恋愛、殺人が横行する社会、音楽との出会い。

JBは、仲間に愛され、仲間に裏切られ、そんな中で音楽を形成していったけど、決して音楽だけは裏切らなかったところか、彼の根底にあるものの中から次第に醸造していったことが良く分かりました。もちろん、そのバックグラウンドには様々なゴスペル、ドゥーワップ、ブルースなどの影響もあったみたいだけど、やっぱり唯一無二になるための才能を、彼は持ち過ぎているなぁと実感。

例えば、シングル1曲にしても「これを今発表しておかないといけない」といった熱意があったり、「こういった策略が必要」などとラジオ局を買い占めたり…。

まっ、さんざん命からがらな思いをして手に入れたのは、やはり名声かな。彼のみなぎる自信も、けむたくなく、ホント心からカッコイイなぁと思えちゃうのが凄い!

アレサとの出会いだったり、キング牧師が殺された夜の出来事だったり、ディスコクソ食らえ(笑)や日本に対する愛着だったり…かなり鮮明に覚えてるというのにも驚かされました。ソウルの裏側に何があったか、それをナンバーワン・ソウルマンから語られる事実…これは、一度目を通しておいて正解でした!!

俺がJBだ!―ジェームズ・ブラウン自叙伝 (文春文庫)俺がJBだ!―ジェームズ・ブラウン自叙伝 (文春文庫)
著者:ジェームズ ブラウン
販売元:文藝春秋
発売日:2003-09
おすすめ度:5.0
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