BeBe”名義でのリリース。ビービー・ワイナンスのオリジナル・アルバムの中でも、かなりゲスト陣に目を奪われてしまう作品。さらにはゴスペル畑ではもちろん有名な彼だけど、本作では R&B シンガーとしての力量も発揮してくれています。Top Gospel Album 1位・R&B Album 11位・POP Album 30位 を記録。先に述べてしまうと…表記にはないんだけど、ルーサー・ヴァンドロスまで多数曲で参加してるんです。パワーとしなやかさが溢れている、クオリティの高いアルバムと言えると思います。

1.「Love and Freedom
初っ端にタイトル曲、コンテンポラリーな作品。サビのコーラスは正にLuther Vandrossハーモニー!さらには、地味にしか表記はなかったけど、ハーモニカではStevie Wonder が参加しています
2.「Coming Back Home (ft. Brian McKnight & Joe)」
3人共演曲で、納得のR&B最高峰の曲と言えば、個人的に2曲目を即座に挙げます。この上無いメンバーで、これ以上に余計な声もない。3人のバランスと豪華さが素晴らしすぎるんです!最高位、R&B61位を記録、こちらはダンスヴァージョンなんかもリリースされていました
3.「What About It
Allstar 作品、ホワワンとギターが響き、温かみのある軽快なR&Bになっている
4.「I'm in Love With You
しっとりと聴かせる、円熟味あるヴォーカルが魅力
5.「How Do We
珍しいタイプかな、アコースティックでジャジーなムードもある…しっかりビービーのヴォーカルを堪能できます
6.「Everything to Me
Daryl Simons のプロデュース…時代は変わっても、こういった軽やかなリズムは高評価!R&B の美味しい部分を使って楽しげにメロディを展開してくれています
7.「Everyday (ft. Stepanie Mills)」
このベテランの2人はどう絡むかと思いきや「出るところは出る」という感じで、それぞれの特長がパートパートで異なる味として添えている感じかな。これまではシーシーとの共演が多かったビービーだけど、この曲からは違ったサポート・声の融合を味わえます
8.「My Heart
乾いたヴォーカルが耳馴染み良く、力強く迫るヴォーカルが魅力だ!決してドロ臭くない
9.「Tonight Tonight (ft. CeCe Winans)」
ここではお馴染み 最高の組み合わせ、シーシーとの共演。そして、よーく聴かないと分からないけど、Luther Vandross がヴォーカルアレンジとコーラスで参加!ゴスペルの美しい旋律と、さすがのはもりと、優しい空気感に、酔いまくり
10.「Brand New Dance
前曲同様、同じ役割でLuther Vandross が参加!たまーにタッグを組むMasters At Work との作品、こういったハウスビートでのビービーは突破力があってカッコイイ!ここでは、なんかあっけなく曲が終わってしまうけど、2曲目のカップリングとして、アナログにて長尺ヴァージョンもリリースされています
11.「For the Rest of My Life
広がりを見せるバラード…コーラスにはLuther Vandross も参加
12.「Jesus Children of America (ft. Stevie Wonder & Marvin L. Winans)」
ワイナンス一家がドカッと参加、スティーヴィーの堂々たるヴォーカルも高らかに響きます!さらに、またまたLuther Vandross が参加しているもんだから、こりゃたまりません!アルバムを最も盛り上げてくれる楽曲
13.「Stand
よくあるラストですが、ゴスペル仕立てで終了…ビービーのヴォーカルをしっかり脳裏に焼き付けさせてくれる、キレイな展開

いやー、個人的にはLuther Vandross 三昧だったなぁという感じですが(笑)、隠れたゲストの豪華さにただただ驚かされました。プロデューサーもアレンジャーも結構こってるんだけど、ビービーの解釈が上手いもんだから、次々と最高な曲にクリアしてしまってるし。これは、R&B好きには絶対に聴いてもらいたいと力説できる作品です。



Love & FreedomLove & Freedom
アーティスト:Bebe Winans
販売元:Motown
発売日:2000-08-29
おすすめ度:5.0
クチコミを見る