レイ・パーカー・ジュニアこと、レイディオ…

70年代にレイディオとして2枚、そして81年までにレイ・パーカー・ジュニア&レイディオで2枚のアルバム、、、そして以降はお馴染みレイ・パーカー・ジュニアという変遷です。今回取り上げたのは『Raydio』に続く2作目。前作同様、当時ならではの彼の魅力が詰まったグルーヴィな作品です。

1.「What You Waitin' For
最初にしては、結構さらっとしたディスコ・ダンクラ作品…レイディオが歌うというよりは女性コーラスがファンキーに歌うという感じでしょうか。JB の「Get Up off That Thing」を混ぜ込んでます
2.「Hot Stuff
ドナの有名曲とは異なるようで(?)、ファンキーディスコで溢れかえっています
3.「You Can't Change
全米9位・R&B3位を記録したR&B作品、モンキーズのように男性ヴォーカルがポップさだったり、女性の張るヴォーカルが見事にマッチしていて、面白い出来
4.「Rock On
タイトル曲はBPM飛ばしてます、ロックというよりも軽めのギター(レイディオ)で、ファンキーさを奏でているような感じ
5.「More Than One Way To Love A Woman
1分近く、小鳥のさえずりなんかが響いてると思ったら、次第にディスコ的展開に。邦題「愛は複雑」というのも納得いくくらいに、複雑な流れ。R&B25位・POP103位…5分程の曲なのに、1分45秒も前奏ってのもすごい。最初はフュージョンかと勘違いして聴いてましたが、クールに無難でポップでした
6.「When You're In Need Of Love
4曲目よりも、ややBPMを落としながらも、結構ハイパーに曲は進行…でも何かが物足りない(工夫が足りない?)
7.「Goin' Thru School
好感のもてるミディアムR&Bなんだけど、無理やりギター音・ベース音がチャカポコ入ってて、気になりました
8.「Honey I'm A Star
邦題、「僕はスーパースター」…ウケ狙いなんでしょうか、音が古臭いんですベタベタにポップ…ハッピーなチャラチャラ感はあるんですが、どうも消化不良

当時は良かったのかな、そこそこヒットしてたわけだし。でも、今聴くとチープな部分を多く感じてしまうのは生演奏とシンセのバランス感に問題があるのかも。やっぱり、音を極めてないと、こういう現象が後々起こるんでしょう。

ロック・オン(紙ジャケット仕様)ロック・オン(紙ジャケット仕様)
アーティスト:レイディオ
販売元:BMG JAPAN
発売日:2008-09-24
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