51qxDcCYXcL__SL160_セオ・p−プルス、1961年生まれの現在53歳。1992年にThe Temptations Richard Street に代わって加入。アリオリが2000年にグループを去った後は、役割を変えてグループにて新たな活躍を。2011年に彼は脱退するまで、計19年テンプスの後期メンバーとして重要人物に。その彼は、これまで何枚かソロアルバムを残しており、前作から2年振り・3作目。名義はTheo のみでのリリース、チャート圏外。でも、今回は今までで一番曲数テンコモリ。但し、2000年作の1st『Down Time』・2002年作の2nd『Listen 2 Your Heart』収録曲と被り気味だったり、よーく聴かないとアルバムとして微妙に感じてしまうかもしれない罠有り。

1. Get Your Groove On
2nd収録のリミックスと同一?シンセがループ、高らかでBeBe Winans のように勇ましいヴォーカルを聴かせてくれるけど、ちょっと苦しそう。ただ、曲名通り弾けたグルーヴ健在


2. Listen 2 Your Heart
これは2ndタイトル曲まんま。。。あれ、これってベストアルバム?嫌な予感がしてきた(でも1stも2ndも持ってないから良いんだけど)。ジャズ風、近未来を描くスロウバラードって感じでしょうか。ヴォーカル技巧はなかなかの聴きどころ満載
3. What's It Gonna Take
新曲かな。何処か切なさやホロ苦さを残す、深いバラード。独特の線を辿るシンセ、悲しいコーラスのR&B度の高さ、更にはギターの色味や、アドリブ的なヴォーカルだったりと美しい!
4. Chemistry... You and Me
タイトル曲も新曲で間違いなさそう。余裕の弾み、大御所マジック。軽やかに流れるヴォーカル、絶妙に挟まれる女声コーラスとの相性も旨み


5. Cloudy
新曲、スローに美しさ燦然ながら、ゴスペル的にオルガンも。でも、それはあくまでも成分の一部で、サビでの明るめセオと、甘く妖艶女性コーラスとのマッチこそが聴きどころでした。終始音の挑戦、飽きないためのパーツ多々
6. This Is My Promise
セオ単独作。涼しげに進行、2000年代初頭であればこの手のサラリとした音ってかなり高評価だったんじゃないかな、自然なグルーヴで好きだなー
7. Ooh, Yes I Do
これも2ndから?リサイクルにしても、何だろう、曲順の意図が分かりにくいけど。アコースティックギターの効果もあって爽快に、テンポ良く、スクラッチなんかも入れながら歯切れよく進行
8. Down Time
1stからぽいですね…。丁寧に熱く。ただシンセの積み方がややインディーズ的というか、ライヴ的というか。もしかしたら、ソロ作はどれも根気のミニマムで作られてるからこその、今回のこのなんとも難解な作品へとたどり着いているとか?
9. Mind, Body & Soul
続いて、きっとこれも1stから(というのも、彼の曲はリミックスも多いようなので、歌い直しや再レコーディングかもしれないので微妙なコメントにて)。緩いけど、サビでの重厚なコーラスは結構力量。大御所まではいかずとも、実力詰まったからこその渦で勝負
10. Get Your Groove On (Urban Mix)
1曲目が2ndからの流用と思いきや、こっちの方が有力かも(じゃ1曲目は別ミックスか?)。音の明るさ・歪なんかは微妙に異なるけど、、、こっちはKeith King なるラッパー登場!挑戦するなぁ、やるなー
11. Girl, If You Want It
1stからかな、Gerald Levert あたりの低域に徹したようなR&B。ちょっとダークだったりするのも敢えてのトレンドでクール
12. I Like It!
これも1stからかな、敢えての80年代のサウンドを用いながら、グルーヴは突き抜けてクールに
13. For Your Love
同様に1stからっぽい…クネクネしたサウンド、遊んでるなぁ。ヴォーカルには違和感なく自然で聴けるんだけど、遊び音のループが耳障り
14. Lockdown
1stからでしょう、きっと。ちょっぴり影めいてるけど、なんだろボワーンとした音が随時入るのは何か再度耳障り・・・
15. Ooh, Yes I Do (Steppin' Out Mix)
2ndから、これはミックス名もまんまだから、同一ヴァージョンだろうね。サラっとした仕上がり、ステップ刻みは強調されてる感


<Bonus>
16. Get Your Groove On (Original)
本来は"Bonus Track"としか書かれてなかったんだけど、当該曲のよう。で、これがオリジナル。ってことはこれも2ndより。ボートラ扱いにした理由は不明…オリジナルだろうが、そうじゃなかろうが、既にこの曲は3回目の登場。ちょっと飽きてきました…

15曲・69分、ボートラ1曲加えて計73分。1stから7曲・2ndから5曲・新曲4曲って感じの、総じてベストだったんじゃないかな、これ。完全なる新作だと思ってた。でも2枚のソロ作を出してのベストって位置づけがまったくチンプンカンプン。ま、ソロとしての彼は本作のみで知ったので、色々実験してて、ヴォーカルも楽しかったので、なかなかでした。ま、1st, 2nd を買うの悩むなら、お得盤と思ってコッチを選ぶのも有りでしょうかね。

Chemistry...You and MeChemistry...You and Me
アーティスト:Theo
販売元:Compendia
発売日:2004-05-25
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