かつて、こんなアダコンむんむん、バラードで始まるなんて大人しいオリジナルアルバムがあったでしょうか。JBにしては意外すぎるというか、なんという過去をブレイクした内容という感じで、逆になんかしみじみしちゃうというか…。

1971年にPolydol に移籍して18作目のオリジナルアルバム。この頃は完全にディスコ期というのもあって、彼なりに相当苦悩していた時代。ディスコもやらざるを得なくなっているけど、彼にしか表現し難いディスコファンクに挑戦していて、聴く価値はあります。ただーし、今となれば流し聞き??やはり、当時のディスコには押されまくっていた感が否めませんね。。。

1.「Regret
前述の通り、バラードでのスタート。時代に歯を食いしばって立ち向かうソウルシンガーの勇士を感じます。途中咳込んだりするのは意図的だとしても、この切なく歌い上げるバラードには熱を感じざるを得ません
2.「Don't Stop The Funk
まっ、1曲目の変化球には度肝を抜かれましたが、ここでは当時悩ましきディスコファンク…アレンジが、どうもネタ切れ状態で、あんまクールな印象はなし。無難なんですが、ちょっと息切れですかね
3.「That's Sweet Music
ベースラインとホーンの具合はポップで宜しいです、しかーし女性コーラスの「パヤパヤ系」な歌がどうも曲を安っぽくしてしまってます…これはBlues Brothers 的な影響でしょうか、ポップなソウルはコンセプトとずれると勿体ないことになります
4.「Let The Funk Flow
BPMが早いけどディスコじゃない、急ぎ足のファンクという印象。なんか聞き苦しいかもなぁ。あれこれネタを交えた音にも注目できるけど、どうも散漫な感じ
5.「Stone Cold Drag
急ぎ足ファンクは引き続き、、、ただし、変わらずコーラスが残念。JB のヴォーカルはカッコイイだけに、もっと全体的なバランスが欲しかったなぁ…
6.「Are We Really Dancing
小さく収まりの良いポップソウル、でも最後は残念なインディーズ系女性コーラスが登場します
7.「Sometimes That's All There Is
ちょっぴりだけアレンジには苦言も呈しますが、ブルージーな展開はアルバムには救いになってます

アルバムのタイトルが良く分からなかった作品ですが、ソウル低迷期の音を堪能してください。って言っても、かつてCD化されたことがないみたいで残念。JB もこういったアルバムが結構あるので(廃盤を含めて)、まだまだCD化を期待していきたいところです。

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