当時、グロリア・エステファンのアトランティックオリンピックのテーマソングだけは、かなり聴きまくってました。でも、このオリンピックのコンピはジャケを知ってただけで、内容は知らず…。というのも、このジャケ、なんか気持ち悪かったんです(爆)。今見ると、アートな感想なんですが、当時は普通にスルー。中古CD屋なんかで見つけても、裏ジャケさえ見るに至らず…

でも、今こうして聴いてみると素晴らしい作品群!度肝を抜かれました。グロリアを筆頭にしてしまうと別のコンピになってしまうと思いがちですが、R&Bファンにはたまらない作品なんです。これは、意外にゃ意外!

1.「Impossible DreamTevin Campbell
テヴィンはまだ二十歳とかかな。初々しいヴォーカル、Babyface のプロデュースで、The Temptations の高貴なバラード。さすがの歌い上げで、1曲目からナイス掴み
2.「Everlasting LoveMary J. Blige
前曲からのつながりが良いですね。グロリアの話をしてたんでついでですが、彼女がカバーしたアレとは異なります。クールでメロディアスなミディアムスロー。感応的な部分が垣間見れる、メアリー初期のグルーヴ
3.「Reaching for My GoalBrian McKnight
ここでもスムースさ抜群。落ち着いたミディアムスローなバラード
4.「ImagineCorey Glover
レゲエっぽいヴォーカルの雰囲気もありますが、アコースティックなナンバー。ちょっと揺れのある声が気になるっていうか、味なんでしょうか
5.「Dreamin'Usher
Joe プロデュースです、ミディアムスローが続きますが、これも味がある正統派R&B、アッシャーのヴォーカルも安定してきた頃ですね
6.「Champion's ThemeKenny G
ケニーのサックスの音色だけでメロディを辿れる、しなやかな作品
7.「You Gotta Believe in LoveSoul For Real ft. Monifah
Heavy D プロデュース、懐かしのトリオコーラスに、モニファが参加してます。でも決して濃くなく、安定感ある爽やかな1曲に仕上がってます
8.「ReachGloria Estefan
決して派手さはないけど、R&Bシンガーに交じって、独自の音楽を披露。世界を懸け橋に伝う、良き人選・良き音楽って感じで浸れます
9.「WildflowerK Cl Hailey
古きソウルを体現したかのような雰囲気、しゃがれた声にストーリー性のある神妙なアレンジが素敵に響きます
10.「You're a WinnerTony Rich
メッセージは強いけど、揺れ揺れしたヴォーカル・実験的なメロディに、賛否両論?個人的には、入り込みづらい印象でしたが
11.「What Am I Doing HereJordan Hill
David Foster 節炸裂!8曲目に劣らないバラードです
12.「Star Spangled Banner / AmericaBoyz ? Men
この曲になって、ちょっと幻滅でした(爆)。曲は良いんですが、彼らのアカペラも良いんですが、アメリカびいきですね。世界に向けたコンピというよりは、アメリカ主導の作品だったんだぁって気付かされて、アレレ〜でした

そもそもLaFace 作品なんで仕方ないってことでしょうか。詩の内容度外視であれば、かなり楽しめますが。。。R&Bファンなら、チェックして損はないと思います。


15_7 リズム・オブ・ザ・ゲームス〜オリンピック・ゲームス・アルバム
アーティスト:オムニバス
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