
そもそも、40年も前のジャクソン5のデビューアルバムは、ダイアナ・ロスの名が刻まれたアルバムになっています。マイケルの歴史には、まさにダイアナの存在あってスタートしたのです。今回は、久々にこのアルバムを聴いてみることにしました。2〜3曲目を除いて、全Bobby Taylor プロデュース、全米5位・R&B1位を記録しました。
1.「Zip A Dee Doo Dah」
ディズニー関連の曲、マイコー若干10才頃の録音。周りのコーラスは若干お兄ちゃんだけど、ほぼ小学校の上手なコーラスグループ状態。でも、ヴォーカルのテクニックは、ずば抜けたマイコーに驚愕!
2.「Nobody」
次曲と合わせてThe Corporation のプロデュース。ポップで軽やかなビート、メロディなんだけど、涼しげ且つスリリングなストリングスがうまく調和して面白い楽曲になってます
3.「I Want You Back」
彼らにとって初の公式シングルにて、全米1位・R&B1位を獲得!これはメロディとマイコーの10才の天才児ヴォーカルに尽きるでしょう…今この瞬間に聴くと、甘酸っぱくて、そしてマイコーの死が切なくてたまらなくなります…
4.「Can You Remember」
まさかの表現力!こんなにスウィートな楽曲を、前曲の元気さとは裏腹に、こんなに切なく歌いのけてしまうとは…
5.「Standing In The Shadows Of Love」
The Four Tops のヒット曲のカヴァー、Jermaine Jackson も変声期(?)の中しゃがれて頑張ってます。シリアスに、面白い世界観
6.「You've Changed」
2曲目というか、デビューから2曲連続の全米1位・R&B1位!完全にソウルど真ん中…2〜3年前の男性グループが歌いそうな粋なナンバーを、一人突っ走るマイコーのこぶしに酔います
7.「My Cherie Amour」
Stevie Wonder の大ヒット曲…Jermaine Jackson が単独で披露。普通に上手な兄ちゃん…もちろん、初々しくて楽しいんだけど、マイコーを聴いちゃった後だと新鮮さは勿論下がりますが
8.「Who's Lovin' You」
Smokey Robinson 作、The Miracles の作品…波止場が似合うスローナンバー、のっぺりモータウンソウルを歌いこなします
9.「Chained」
Motown カヴァーが続くB面…爽やかなマーヴィン節は、意外にも難しかったか?!ちゃんと歌いこなせてるけど、世話しない感じが、なんともカワユイですマイコー
10.「(I Know) I'm Losing You」
The Temptations のカヴァー、ジャーメインのパートも多い1st…この配分は、如何なる所以?!高音のキレは、マイコーにも似てるのが発見
11.「Stand!」
こりゃ結構最新、Sly & The Family Stone のカヴァーですが、完全に泥臭さファンキーは抜けて、ポップな楽曲の出来上がり。マイコーの初々しさにひたすら耳を立てちゃいますね〜
12.「Born To Love You」
2曲前に続いて、またもテンプス。ここではマイコーも歌います。爽やかに、コーラスだけで攻めない、軽やかな仕上がりが何とも新しく気持ちよいです
これまで何度かリイシューされて、タイトルナンバーからして有名な『ABC』をコンバイルした2in1でお手ごろに堪能できます。マイコーの歴史の始まり、改めて聴きなおして惚れこんでます。

アーティスト:The Jackson 5
販売元:Motown
発売日:2001-08-14
おすすめ度:

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アーティスト:The Jackson 5
販売元:Motown
発売日:2004-03-01
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ABCからしかもってなくて・・・。
それにしても連日のマイケル特集すばらしい。
ファンとしてはうれしい限り。
自分も毎日いろいろなアルバム聞いてます。
そろそろお話しないとね!!