p77918pマイケルが、完全に新曲としてリリースしたのは2003年の「One More Chance」が最後。もう6年も前になるんですね…。実際、2008年の『Thriller 25th』では「Girl Is Mine 2008 (ft. Will I Am)」「Wanna Be Startin' Somethin' 2008 (ft. Akon)」などがありましたが、これらは過去のヒット曲のリメイク・歌いなおし。歌声自体も少々弱さを感じてしまっただけに、2003年の「One More Chance」がラストシングルだった…と認識せざるを得ないかもしれないです。

ただし2003年当時は、マイケルのバッシングが相当ひどかった時。確かにファンから見ても、奇行は続くなぁと若干は感じていましたが、それでも唯一の書き下ろしの新曲「One More Chance」を収録したベストアルバム『Number Ones』は全米1位を記録!R.Kelly によるしなやかなバラードで、メッセージ性は強いながらも、マイコーの感情を前面に押し出しすぎず、ファンであれば切なくなるような仕上がりです。

1.「One More Chance (Album Version)
サビ前の喉の鳴らしがカッコイイんです。サビは単調というか定番の流れ、でも声もしっかりしてて嬉しい新曲でした。でも、マイコーなのにPVがちゃんと作られなかったのが引っかかります(POP83位・R&B40位)
2.「One More Chance (Paul Oakenfold Mix)
多少明るさを増したリミックスで聴きやすいです。原曲をもとに、忠実にシンセを加えることでPOP・R&B色共に増強
3.「One More Chance ((Brian Rawling) Metro Mix)
ネオソウル寄りの面白い仕上がり。ベースをもとに、ちょびっとシンセなど実験的要素いっぱい
4.「One More Chance (Ron G Club Mix)
アコギで始まる、これまでのミックスと趣が異なってます。同じリフを繰り返してますが、こういった生音でのマイコーには原点を感じる上、新しきを感じる部分を引き出せています
5.「One More Chance (Paul Oakenfold Urban Mix)
2曲目と同じリミキサーですが、ここでのアーバンミックスはヒップホップ寄り。こういう曲に若手アーティストとのフィーチャリングがあったらおもしろかったけど、あくまでマイコーはマイコーなんだなぁと思い知らされました…

残念ながら日本盤は無かったように覚えてるんですが、僕が持ってるのはUS盤。2LP にはFord, Slang なんかも入ってるのでハウスかな?!定番バラードよりも…って人には、3〜5曲目はだいぶ楽しんでもらえそうなCDシングルです。あっという間の18分♪

One More ChanceOne More Chance
アーティスト:Michael Jackson
販売元:Sony
発売日:2003-11-21
おすすめ度:3.5
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