
1.「With a Child's Heart」
プロデュースはFreddie Perren …次曲にも言えますが、これは新しいマイコーの魅力を引き出すどころか、ちょっと地味な演歌少年状態(?)。楽曲自体は悪くないですが、等身大がどこにあるかもわかりづらいので、ちょっとひきます
2.「Up Again」
プロデューサーは変わらず。なんか、一人サーカス(日本の4人組)という感じでしょうか。一人マイコー盤カーペンターズという感じでしょうか。地味なんです。いいところで歌声にコーラスもかぶるし…
3.「All the Things You Are」
ストリングス過剰か、ギリギリセーフ。曲調は良くなりましたが。ディスコ期突入もわさわさ感じる一方、ソウルというよりもポップすぎる楽曲、歌い方に少々げんなり
4.「Happy [Love Theme from Lady Sings the Blues]」
ここからは、ほぼHal Davis プロデュース。声の鳴らし方、伸ばし方など、同じスローでも、アレンジやプロデュース次第でこうも変わるんだなぁと思ってみたり
5.「Too Young」
これも1曲目にも近いポップすぎるバラードなんだけど、中盤だから肝心要ではないのです。まっ、このへんくると、今聴くとですが、まるで“未発表曲集”と捉えても悪くないような…
6.「Doggin' Around」
モータウンの、微妙な底力!声の響きは抜群!ただし曲が地味
7.「Euphoria」
「ABC」「I Want You Back」のようなギターがガシガシ鳴ります。廃れも早い当時の音楽シーンでは、同じ手はダメっぽいのでしょう。。。マイコーの艶っぽさも、あんまり出してくれないし、きっと変声期のせい
8.「Morning Glow」
プロデュースはBob gaudio、ブロードウェイ“Pippin”より、弾ける展開には、まだまだマイコー頑張ってくれてて、かなり楽しめます。ジャケの沈静な印象は覆されることになりますが
9.「Johnny Raven」
どこかAOR?何かソウルからの間口だと、どうも肩透かし。後ろで響くコーラス隊は、なにげにゴスペルぽくて好き
10.「Music and Me」
最後にタイトル曲。ジャケで言うと、イルカを聴いてる気分。はたまた、伊勢正三?早くも脱皮をしようとして、なんか間違えてしまったのでしょう
良い曲は少なかったです。貴重な音源としては捉えたいのですが、いかんせん、総合的にダメ。いやー、マイコーは大好きなんですよ、ほんと!!でも、マイコーファンじゃなくても、マイコーを知ってて聴いてしまうと、なんか期待が裏切られると思うので、要注意の上お聴きください。個人的には、久々に↓↓↓
ミュージック・アンド・ミー
アーティスト:マイケル・ジャクソン
販売元:ユニバーサル インターナショナル
発売日:2005-05-25
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アーティスト:Michael Jackson
販売元:Motown
発売日:2000-11-13
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アーティスト:Michael Jackson
販売元:Hip-O Select
発売日:2009-07-21
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そして「ミュージック&ミー」、レビューを読んでいて思わず笑ってしまいましたけど、これは聴くのがかえって楽しみになりました(smile)。モータウンのアルバムって、言っては悪いですがけっこうやっつけ仕事みたいな時あるんですよね。これは新生面を追って裏目に出たってパターンかも知れませんが…。