CarlaThomasカーラ・トーマスと言えば、Rufus Thomas の娘さん。要はナタリー・コールよりもソウルの血が入った感じとでもいうのでしょうか。後にOtis Redding との共演アルバムを発表する程だったので、当時はバリバリな女性シンガーという位置づけだったはずです。

1961年に1枚アルバムを出していたけど、以降もシングルを量産してたけど、アルバムというコンバイルには恵まれなかったカーラ嬢。本作は、前作から5年ほどブランクを空けてリリースされた2作目。全米130位ながら、R&B7位まで上昇。当時にして23歳と思えない、堂々たる歌唱は魅力です!その一方で、その堂々さの隙間に可愛らしさも発見できたりして、いろいろと発見あります。

1.「B-A-B-Y
2ndカットされ、R&B3位・POP14位を記録。派手じゃないけど、淡々と奏でるオルガン音を元に、高らかなあっけらかんヴォイスを披露。ちょっとしたホーンが、メンフィスソウルを漂わせます
2.「Red Rooster
若きダミ声な感じで、ブルース並みの貫禄を見せるのは、やはりソウル家系だから?これだけ、生ぬるい音を背に、よくもここまで渋く余裕のリフで聴かせるなぁ。温かみも溢れてあるんです、いやー、地味に凄味
3.「Let Me Be Good to You
1stシングルで、全米61位・R&B11位を記録。またも、だらーっとしたアレンジなんだけど、軽やかなピアノだけが浮きに浮きまくってるジャズとソウルの境界線にあるような曲。しゃがれたヴォーカルも維持してます
4.「I Got You, Boy
幾分テンポが上がり、女性コーラスも加わることで、全体を楽しめる作品に仕上がってます。メロディ自体には面白みはないですが
5.「Medley : Baby What You Want Me to Do / For Your Love
2曲を続けて披露する、まるでライヴを意識したかような展開。これぞソウルバラッドという展開で、全5分に亘りカーラのエモーショナルな部分を具に感じるメドレー
6.「What Have You Got to Offer Me
1966年発表ではあるけど、もっと古く感じる。要は古臭いアメリカンムーディ歌謡のよう
7.「I'm So Lonesome I Could Cry
曲によってマスタリングだったり、顕著にサウンドが異なっているせいか、自然な繫がりが感じられなくなってきた(爆)。でも、イメージは波止場で泣く女
8.「I Fall to Pieces
ストリングスの音はぶれてない方だけど、アメリカン歌謡の息は超えられていない。ただし、高音部での声の輝きは拾いたいところ(無理やり)
9.「You Don't Have to Say You Love Me
滑らかに展開する音、ヴォーカル、無理ないミディアムテンポもいい感じ。だけど、やっぱり問題はマスタリングのせいなのかなぁ。浮き沈みを感じる感覚が、どうもダメ。2004年リイシュー盤を聴いてるんだけど(シングル盤で聴いたら、また一風変わるだろうけど)
10.「Fate
中域で延々展開するホーンが渋くて好き。アルバムの中にあっては、ホッとできる
11.「Looking Bac
Otis Redding の曲?初々しさが先行して、ソウル臭は薄め。定番なラスト

どっちつかずですが、彼女のバックボーン的にオセオセな感じになってたのでしょうか。まっ、いずれにしてもこの後の作品からは名盤が続きます。多分、その名盤を聴いた後に、これを聴けば・・・もっと違った聴き方ができるのかもしれません。

Carla
アーティスト:Carla Thomas
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