JBにとっては1980年代に突入した時点では、まだ辛いソウル期でした。ディスコ期を潜り抜け、このアルバムもだいぶJBの持ち味を発揮したものになっているものの、唯一のアルバムとなったT.K. Records からのリリース。素朴なジャケットは受け入れやすいのですが、アルバムの目玉は1曲目だけに感じてしまいます。あとはフュージョンだったり、実験的なソウルファンクだったり、、、彼の心の中に、ディスコで病んだ心が見え隠れするんですよねー。でーも、やっぱり1曲目目当てでも買いかもしれないです。1.「Rapp Payback (Where Iz Moses?)」
なんと、1曲目は14分にも及ぶ大作。ライヴではなくオリジナルとして、ここまでの臨場感と創作力を発揮してしまうのは、リスナーにとっては醍醐味。自身のヒット曲ペイバックを、JBなりに進化させたラップペイバック。今考えると1980年の時点で、こんなストリート寄りのファンクラップソウルを発表していたところに、JBの先見の目がうかがえます(1stカットされ、R&B46位を記録)
2.「Mashed Potatoes」
こちらは完全に再演。「Jam」のような、お茶らけファンクビートに乗って、まるでダブのように曲は進行
3.「Funky Men」
正統派ファンクグループかのような曲展開。JBは、前曲に続いて「フォー」「アハ〜」みたいな呼応を繰り返しますが、グルーヴ突き抜けててカッチョイイですよ。ただし、1曲目以降は、JBの歌声らしい歌は、聴けなくなってきました。。。
4.「Smokin' & Drinkin'」
JBが再度歌い出しました(笑)、哀愁溢れるホーンのくだりがたまりません。でも、淡々と歌う調子だったりして、決してインパクトがあるわけではないけど、JBになかったメロディラインで面白いです
5.「Stay with Me」
2ndカットされR&B92位を記録。Bobby Byrd 作、分かりやすいメロディラインに、JBならではの崩した歌い方。ただし、チープなシンセの加味がいただけないものの、ループするギターのフワフワ感と、い裏腹な力強いJBのフックの融合が楽しめます
6.「Honky Tonk」
6曲という少ないアルバムの中で、単純なインストとなってしまうと、惜しいなぁと思ってしまうのは実際。時代的にはBlues Brothers 的な、あっけらかんとした底力ソウルメロディにもつなげることができますが、いやー、もっとJBの歌声が聴きたかったのが本音
※Bonus
7.「Rapp Payback (Where Iz Moses?) (12" Single Version)」
12インチヴァージョンのほうが、オリジナルよりも半分の尺になるというのは、案外珍しいでしょう。でもプレイしやすいようにカットされていて、これはこれで好印象
8.「Rapp Payback (Where Iz Moses?) (part.2 - 12" SIngle Version)」
表記上はパート2となってますが、Reprise的な扱いでもあり、長年シングル盤でもパート1&2形式で遊んできたJBならではの趣向が維持されてきた形なのでしょう
1991年のCD化にて、すぐさまボートラ2曲が収録されているのは、嬉しいところ。ただし1曲目にあるようなご機嫌さが、他の曲に続いてないのが惜しいかな。JBは、他の人がやらないようなことを今後も続けていきますが、それはそれで彼にとって面白く音楽を体現できた時期だったのかもしれません。
Soul Syndrome
アーティスト:James Brown
販売元:Henry Stone Music
発売日:2008-07-15
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Soul Syndrome
アーティスト:James Brown
販売元:Rhino / Wea
発売日:1991-08-27
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"rapp payback"は、私も好きな曲です。あの重厚感があるディスコファンクが堪らないですよね。CDはボーナス2曲、ということで、自分のHP見たら、大分データが不足していたので、更新しました。アナログは2LPで2枚目が、JBズ、ボビー・バードの曲が収録されております。ご参考下さい。
http://jb-escape.sakura.ne.jp/jbdisco/albumdisco/SYNDROME-LP.html