ホイットニー・ヒューストンの3作目、今までの正統派のイメージを、ちょっくら脱却するかの如く、攻撃的なナンバーが並ぶアルバムです。国内盤のタイトルは…今回からは特にありません。救いです(笑)。
全米3位、世界合計1000万枚の売り上げ…彼女にしては、1・2枚目がすこぶる良すぎたせいで、ちょっと微妙な扱いとなってしまっているアルバムですが、何より音の厚さに注目です。ヴォーカルは、もともとデビューから凄かったので進化度合いは緩やかに上がっている感じですが、時代を牽引するべく音をちりばめていて、また新しい感覚でホイットニー・ヒューストンを楽しめる作品に仕上がっていると思います。
1.「I'm Your Baby Tonight」
タイトル曲が先行シングルで全米1位(早くも9曲目!)…高音がつややか、そしてリリックも詰め込んで、まだまだ走り続ける彼女を堪能できる1曲。決してバラード歌手イとは思われないように、こういった勢いこそが彼女にプラスになったんだろうなぁ
2.「My Name Is Not Susan」
4th カットされ、全米20位。おどけた調子のポップソングですが、何よりタイトルが凄い。「私の名前はスーザンじゃない」。。これこぞ邦題にしたら、ドロップキックお見舞いでしたが、英語タイトル的にも斬新。。。。スーザンって、英語の教科書の人物に居た程度ですが、まさか曲名に加わっているとは。R&Bとしては、やはり斬新
3.「All the Man That I Need」
こりゃ王道ですが、こういった曲が無いのは寂しいので、有り難き1曲(アルバムからは2曲目、そして10曲目の1位獲得)。粋なスパニッシュギターが、哀愁を誘います
4.「Lover for Life」
出ました、当時でさえずっと活躍を続けていたSam Dees…ポップながら、透き通るようなヴォーカルが際立っていて美々
5.「Anymore」
1曲目に続き、L.A. Reid & Babyface の登場!曲としてはかなり難しい展開だと思います。でも、その上にいったり、下にいったりの繰り返しをうまくこなしちゃうところに満点
6.「Miracle」
アルバムの中で癒してくれるような、大人しめのバラードですが、シングルカットされていたみたいです(全米9位)
7.「I Belong to You」
これも歌の上手さにこそ流れて行ってしまうようなスムースさいっぱい。こちらもシングルでR&B10位を記録
8.「Who Do You Love」
Luther Vandross プロデュース、アップテンポですが80年代の音を引きずった感有り。バックヴォーカルには、ルーサーにも通ずるホイさんの母ちゃんCissy Houston が参加
9.「We Didn't Know (with Stevie Wonder)」
邦題、愛の思い出。どこから聴いても、スティーヴィ節。楽しくソウルを奏でるような姿が目に浮かび、ほほえましくなります。曲は可もなく不可もなく。シングルって感じはしないですが
10.「After We Make Love」
デビュー作から曲提供してくれているMichael Masser & Gerry Goffin、しなやかなバラードでの腕利きはお馴染みになっていますが、後半とても心地よい気分になれて泥酔(ホント)
11.「I'm Knockin'」
ポップに、明るくアルバムが終了。今までよりもヒット性は感じないけど、十分すぎるくらいに余裕のヴォーカルスタイルを発揮
※Bonus
12.「Takin' A Chance」
国内盤は嬉しい2曲のボートラ。旧知の仲、BeBe Winans が参加しているミディアムテンポ。ホイ自身も曲に参加、作りこまれている割にはアルバムから漏れているっていうのが憶測呼びます
13.「Higher Love」
普通な感じで淡々と進行しちゃうのが勿体ないかも。ただ、厚みのあるコーラスを加えたサビなんかは、かなりカッコヨイです
コーラスもどんどん上手くなって、音も驚くほどに進化して、3作目にしてその実力がゆるぎないものになったと思っています。ただ、このモノクロジャケは今も地味にしか感じません。中身がアグレッシヴなだけに、語り継いでくれる味方よ、来い来いって感じ〜
アイム・ユア・ベイビー・トゥナイト
アーティスト:ホイットニー・ヒューストン
販売元:BMGビクター
発売日:1990-10-28
おすすめ度:
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I'm Your Baby Tonight
アーティスト:Whitney Houston
販売元:Arista
発売日:1991-07-01
おすすめ度:
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アイム・ユア・ベイビー・トゥナイト(紙ジャケット仕様)
アーティスト:ホイットニー・ヒューストン
販売元:BMG JAPAN
発売日:2008-03-26
おすすめ度:
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全米3位、世界合計1000万枚の売り上げ…彼女にしては、1・2枚目がすこぶる良すぎたせいで、ちょっと微妙な扱いとなってしまっているアルバムですが、何より音の厚さに注目です。ヴォーカルは、もともとデビューから凄かったので進化度合いは緩やかに上がっている感じですが、時代を牽引するべく音をちりばめていて、また新しい感覚でホイットニー・ヒューストンを楽しめる作品に仕上がっていると思います。
1.「I'm Your Baby Tonight」
タイトル曲が先行シングルで全米1位(早くも9曲目!)…高音がつややか、そしてリリックも詰め込んで、まだまだ走り続ける彼女を堪能できる1曲。決してバラード歌手イとは思われないように、こういった勢いこそが彼女にプラスになったんだろうなぁ
2.「My Name Is Not Susan」
4th カットされ、全米20位。おどけた調子のポップソングですが、何よりタイトルが凄い。「私の名前はスーザンじゃない」。。これこぞ邦題にしたら、ドロップキックお見舞いでしたが、英語タイトル的にも斬新。。。。スーザンって、英語の教科書の人物に居た程度ですが、まさか曲名に加わっているとは。R&Bとしては、やはり斬新
3.「All the Man That I Need」
こりゃ王道ですが、こういった曲が無いのは寂しいので、有り難き1曲(アルバムからは2曲目、そして10曲目の1位獲得)。粋なスパニッシュギターが、哀愁を誘います
4.「Lover for Life」
出ました、当時でさえずっと活躍を続けていたSam Dees…ポップながら、透き通るようなヴォーカルが際立っていて美々
5.「Anymore」
1曲目に続き、L.A. Reid & Babyface の登場!曲としてはかなり難しい展開だと思います。でも、その上にいったり、下にいったりの繰り返しをうまくこなしちゃうところに満点
6.「Miracle」
アルバムの中で癒してくれるような、大人しめのバラードですが、シングルカットされていたみたいです(全米9位)
7.「I Belong to You」
これも歌の上手さにこそ流れて行ってしまうようなスムースさいっぱい。こちらもシングルでR&B10位を記録
8.「Who Do You Love」
Luther Vandross プロデュース、アップテンポですが80年代の音を引きずった感有り。バックヴォーカルには、ルーサーにも通ずるホイさんの母ちゃんCissy Houston が参加
9.「We Didn't Know (with Stevie Wonder)」
邦題、愛の思い出。どこから聴いても、スティーヴィ節。楽しくソウルを奏でるような姿が目に浮かび、ほほえましくなります。曲は可もなく不可もなく。シングルって感じはしないですが
10.「After We Make Love」
デビュー作から曲提供してくれているMichael Masser & Gerry Goffin、しなやかなバラードでの腕利きはお馴染みになっていますが、後半とても心地よい気分になれて泥酔(ホント)
11.「I'm Knockin'」
ポップに、明るくアルバムが終了。今までよりもヒット性は感じないけど、十分すぎるくらいに余裕のヴォーカルスタイルを発揮
※Bonus
12.「Takin' A Chance」
国内盤は嬉しい2曲のボートラ。旧知の仲、BeBe Winans が参加しているミディアムテンポ。ホイ自身も曲に参加、作りこまれている割にはアルバムから漏れているっていうのが憶測呼びます
13.「Higher Love」
普通な感じで淡々と進行しちゃうのが勿体ないかも。ただ、厚みのあるコーラスを加えたサビなんかは、かなりカッコヨイです
コーラスもどんどん上手くなって、音も驚くほどに進化して、3作目にしてその実力がゆるぎないものになったと思っています。ただ、このモノクロジャケは今も地味にしか感じません。中身がアグレッシヴなだけに、語り継いでくれる味方よ、来い来いって感じ〜
アイム・ユア・ベイビー・トゥナイト
アーティスト:ホイットニー・ヒューストン
販売元:BMGビクター
発売日:1990-10-28
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I'm Your Baby Tonight
アーティスト:Whitney Houston
販売元:Arista
発売日:1991-07-01
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アイム・ユア・ベイビー・トゥナイト(紙ジャケット仕様)
アーティスト:ホイットニー・ヒューストン
販売元:BMG JAPAN
発売日:2008-03-26
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