
1.「We're Almost There」
1stシングルでPOP54位・R&B7位を記録。HDHのおかげもあるんだろうけど、たっぷりストリングスで攻めたアレンジが最高(ホーンも具合良いです)。そこに、ちょっとハスキーな(大人になった)ヴォーカルが新鮮。テンポも良くて、夏を匂わすような明るさで溢れています
2.「Take Me Back」
続く曲でもエモーショナルに、そしてホーンもストリングスも健在。苦しそうなヴォーカルが気になりますが、逆にそれが味でしょう!ミドルビート、バックコーラスも微かな魅力
3.「One Day in Your Life」
1981年に『One Day in Your Life』なるコンピがリリースされ他にも当アルバム2・5・7・9・10曲目が収録されるなど、なんか不思議なリリースがあったようですが(単純にモータウンの金儲け?)、曲自体はなんか古臭いなぁと。アルバム前作にも収録されていたような、フォーク的な味わいバラード
4.「Cinderella Stay Awhile」
アグレッシヴなのか、のどかな春を表したいのか、不思議なアレンジ。しっかり高音が出ちゃってるところにはドキッとしましたが、なんかNHKで由紀さおりが出てきそうな、ほのぼの系って印象止まりでした…
5.「We've Got Forever」
アルバムタイトルにも通ずる曲名ですが、地味にポップな穏やかソング。当時で言えば白人受けはしそうですが、なんか黒人臭さを敢えて消してしまっているのがナンダカナァという印象。なんか、地のマイケルが見えなくなってしまっている…(タイトル曲っぽいのがこれじゃ、ちょっと脱皮はまだ難しかったんだろうなぁと推測)
6.「Just a Little Bit of You」
2ndシングルでPOP23位・R&B4位を記録。前曲とあまり拾う部分は同じかなぁと思いつつも、マイコーが苦労してそうな位に難しいメロディに最先端は感じます
7.「You Are There」
優しげに歌う低音は、既に大人のマイコーのバラードとほぼ同じ。そういったところからも、なんか切なく感じる人もいるんじゃないかなぁ。当時15才くらいにして、この大人顔負けな魅力
8.「Dapper-Dan」
なにげにソロでもファンクを歌っちゃってるんですね、貴重です。音だけファンク、マイコーも独自のフックをかけるのは聴きどころだけど、歌わされている感が否めない…
9.「Dear Michael」
自分でこの曲歌うか(歌わせるか?)…音も古臭いシンセがいただけません。マイコーが可哀そうに感じてしまう音階に、今は不満
10.「I'll Come Home to You」
セレナーデ、静かなフィナーレという印象。3分弱、地味でした
※Bonus
ここからの3曲は、マイコーのモータウンソロ作品を完全収録した『Hello World: The Motown Solo Collection』より、11〜20曲目に収録されていた『Forever Michael』の次に収録されているボートラを紹介。
21.「Girl You're So Together」
どこにでもありそうなミドルテンポの曲です。ただし、3曲ともに『Music & Me』からのアウトテイクみたいなんで、展開的にどう説明したらよいやら(汗)
22.「Farewell My Summer Love」
このタイトルのアルバムも発売されましたねー。エヴァーグリーンなポップな流れ。幾分声もかれてきているかなぁ。印象に残ったのはのびやかなファルセット
23.「Call On Me」
フォークすぎず、子守唄のような一語一句かみしめて歌うマイコーが印象的。でも、ちょっとオッサンくさい歌にも聞こえるので年齢にギャップ
アルバムのまとめとしては、前作から少々挽回した感あれど、まだまだ足らないなぁと思ったのが正直なところ。ヴォーカルに関しては素質万歳なのですが、歌わされているような曲が多方面にあるようで、切なさも。マイコーの素敵さが押し殺されてしまっているような感じでしょうか。ボートラは、うまく『Music & Me』と合わせて聴くのが良いと思います。。。
Forever, Michael
アーティスト:Michael Jackson
販売元:Motown
発売日:2003-03-03
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アーティスト:Michael Jackson
販売元:Hip-O Select
発売日:2009-07-21
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ハロー・ワールド~コンプリート・モータウン・ソロ・コレクション(紙ジャケット仕様)
アーティスト:マイケル・ジャクソン
販売元:USMジャパン
発売日:2009-09-09
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