still久々にビービー(男)・シーシー(女)2人のコンビでのアルバムを発表、実に15年ぶりです!!!さっそくアメリカではPOP14位・R&B2位・Gospel1位を記録!これを知って急きょアルバムを購入しました。日本でももっと話題になって良いと思いますが、ゴスペルっていう領域なので、微妙なのでしょうか。でも、本作はゴスペル、R&Bの他、デジタルトラックなど、時代にあわせた進化系が聴けます。彼らのハーモニーの健在さ、今一度新作で確かめて欲しいです。

1.「Still
ゴスペルR&B、王道な展開。地味ではないけど、音とBPMの変化が絶妙、これまでのブランクをうめるかのようなストーリーを彩っています。声の伸びが、はもり方、さすがの絶賛兄妹
2.「Close to You
血縁なのに、どこかセクシーな交わしも?!美しいゴスペルバラード。オートチューンも交えちゃってるのが、なんか変な感じがしたー
3.「Things (ft. Marvin Winans)」
アグレッシヴにデジタル少々処理したゴスペル。やはり今までと異なるのは、ハーモニー熟年度アップだけでなく、時代が変わって音が変化しまくったことなんだろうなぁと認識
4.「Grace
これはいじりようのない、純粋ゴスペルバラード。ほっとします
5.「Reason to Dance
ゴスペルと80年代のアダコンを融合したような、ユニークな楽曲。シーシーの力強さは全盛期にも近いWhitney Houston のよう。方や、ビービーはgerald Levert
6.「He Can Handle It
おどけた感じスローサンバな感じ、二人のハーモニーがどんなジャンルでも普遍ということを知らしめてくれます(曲は地味すぎかも)
7.「Changed My World
シンセが鳴り響く横で、アダルトな魅力で延々突き通すのは円熟味の証拠。こういうバランスのとり方は、この手の音では初めて聴いたかも
8.「Garden
シーシーだけのヴォーカル、まるでクリスマスソングのような優しさに溢れたバラード。いやー、美しいです
9.「Never Thought
ソウルバンドのようで、ジャズバンドのようで、息のあった音の展開の仕方は他を寄せ付けない実力があります。力強さとテクニック、これぞ彼らの魅力かな
10.「I Found Love (Cindy's Song)
ビービーが主導、ほんとはすべて共演してほしかったんだけど、彼の単独な味わいもなかなか。このまま、この曲に味をしめて、ソロアルバムに向かっていってほしくなかったりしますが
11.「Let It Be (ft. Mary Mary)」
7曲目にも近いけど、デジタルを駆使した中で、彼らの新しいヴォーカル面を聴ける凄味があります。Sting的なオリエンタルさ、そして宇宙空間を示したかのような楽曲。後半は、メアリーメアリーまでうまく客演していて、今まで聴いたことのないようなゴスペルアレンジになってアルバムは終了します

いやー、彼らの場合はアレンジだけでなく、ヴォーカルに聴きどころがありすぎるので、これは傑作すぎました。今の時代にも、全然負けてないですね。これはかなりいろんなシチュエーションで活躍しそうです。もうアルバムジャケも、もっとあり得ないくらいに弾けちゃってもよかったのに(笑)

StillStill
アーティスト:Bebe & Cece Winans
販売元:B&C/Malaco
発売日:2009-10-06
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