ledisiメジャー作『Lost & Found』からクリスマスアルバムを挟み、なんと本作ではR&B1位・POP14位を記録。シングルヒットっていうのは無いけど、ここまでアルバムが評価されるに至ったのは、やはりライヴ活動だったり、自分のペースを貫く姿勢だったりするのかなぁ。だからこそ、ラジオなんかではエアプレイ回数も増え、ここまで知名度もアップ。プロデューサーを有名どころにしているってのはあるけど、客演に頼らずにここまで上り詰めたのは、さすがです。

1.「Runnin'
緩くもファンクで、ネオソウルで、この落ち着いた生バンド形式は惹かれます。シャウトは完全に炸裂!サントラ的というか、007のようなアレンジもいかしてるなぁ。若干2分
2.「Everything Changes
次のJill Scott というか、がむしゃらに、そして安定感あるしゃがれはソウルフル。高音も飛ばしー!
3.「Turn Me Loose
70年代ソウルの再現タイトル曲!バックコーラスとの巧妙さ、シャウト気味Fantasiaテイストも、やっぱオンリーワンかな。ここぞ、というところにヴォーカルが出現したりと、展開が読みづらいのが更に良いです
4.「Higher Than This
この曲は調子が異なり、穏やかだなぁと思ったら、、、素敵にJam & Lewis プロデュース。これぞ新しい一面。まとまりすぎてるのも、悪くないです
5.「Alone
Ylanda Adams のように澄んだゴスペルテイストが発見!
6.「Love Never Changes
ヴォーカルを強調しすぎず、アルバム中盤に静かにソウルに浸れるミディアム楽曲
7.「Please Stay
Faith Evans のような破壊力を持ちつつも、弦の鳴りを楽しむかのように流れていくヴォーカルが気持いいです
8.「Knockin'
不協和音とまではいかないけど、あれこれ個性をもった音が音がぶつかりまくってて、噛みごたえあり。コーラスも、ここまで野太くなると武器
9.「Say No
まるで女性グループかのような素敵な展開があります。リードとコーラス、それぞれにうま味が詰まってますねー
10.「Goin' thru Changes
1stシングル、R&B43位。こういった地味な楽曲を最初に飛ばすとは。Heather Headley みたいな感じかな。
11.「I Need Love
流行の揺れのあるテクノ音を交えつつ、なにげにこんなタイプの曲も合うんだなぁと、、、
12.「Trippin'
ネオソウルを飛び越え、レゲエです。この風味は嫌いじゃないけど、この音色をもって、いつかジャズに傾倒する可能性も見えてしまったり
13.「The Answer to Why
前曲に引き続き、さくっと3分。素敵にストリングスも加わり、正統派に聴かせてくれるバラード
14.「Them Changes
すごいラストです!もう爆発が足りなかったのを、思いっきりぶつけてくれた感じで、すがすがしい!!ここまでのソウルフルさは、逸材だなぁと改めて

彼女の新しい部分も見えつつ、全体的にまとまりのあるアルバムに仕上がっていると思います。もっと弾けてほしい気持ちはありますが、ある程度メジャーになるためには、このような処方が必要だったのでしょう。まっ、聴きやすくて個人的には今までのレディシのアルバムの中でも大好き。


Turn Me Loose
アーティスト:Ledisi
発売日:2009-08-18
おすすめ度:5.0
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