
1.「The First Noel」
こういうスタンダード系は彼女にフィットしてます。一発録りのような即興なヴォーカルラインを感じつつも、この時はかなり声が出てるほうじゃないかなぁ。苦しそうな部分もあれど、元はゴスペル出身の彼女だけあって、かなり深みがあって惚れ直しました
2.「The Christmas Song (Chestnuts Roasting on an Open Fire)」
ヴォーカルの重音がなかなかの味になってます。その野太い声で、しっかり音を伸ばすとどんな音域部分も重鎮そのもの
3.「Little Drummer Boy (ft. Bobbi Kristina Brown)」
過去に「My Love Is Your Love」でヴォーカル(?)参加した娘を再度。あれから5年は経っているものの、相変わらずの控えめな御性格か。。当のホイットニーは、楽しげな曲を、しっとりアレンジに変えた中を水を得た魚のごとく流れまくってます。中盤から続くゴスペルテイストなスキャットが心地よいよい!
4.「One Wish (For Christmas)」
タイトル曲では、懐かしのFreddie Jackson が曲参加、今冷静に思うとこれも『Just Whitney』後半にあったような地味なバラードに聴こえて、結構流しがちの1種ってのも否めないんだけど。。。これはじっくり聴くべしかな。全盛期にはなかった熟れをしっかり感じることができることが作品
5.「O Holy Night」
前半はピアノ1本で神妙な印象、後半はストリングスが大胆に加わり、ホイットニーの声も鳥肌モノ。しっかり響かせてます。普段なら流してしまってたファルセット1つにも技量はガンガン入ってます。そんなところも見つけどころ
6.「I'll Be Home for Christmas」
教会でのしっとりソングを力強く、ゴスペル調といった感じ。のっぺり声は少々気になりますが、即興風でソウルフル
7.「Deck the Halls / Silent Night」
遊び心の表れメドレー、うきうきとしっとりの抑揚・それに安定感ある中音と急な高音の行き来を楽しめます
8.「Have Yourself A Merry Little Christmas」
後半になると、こういった落ち着いた淡々とした曲も結構味わいに変るもんですね。並び的には良かったかな
9.「O Come O Come Emanuel」
アカペラ!男性バックコーラスを数人つけているけど、高音バシーっときまる瞬間なんかは勇ましすぎます
10.「Who Would Imagine a King (from the Preacher's Wife)」
完全オリジナル作とならなかったのが惜しい…。1996年のサントラ(邦題、天使の贈りもの)からの、まんま収録。延々ファルセット唱法ってのもあって、そこまで浮いてないけど、曲は良いけど、、、なんだかなぁ…
11.「Joy to the World (from the Preacher's Wife)」
これも前曲と同じく、過去曲のリサイクル。ここまで来たら、完全オリジナルで攻めてほしかったのが当然の意見かと。。。やっぱり、当時のヴォーカルの艶を探してしまうと、少々違いも出てくるなぁと一意見
新作『I Look To You』でホイットニーの今のヴォーカルを気に入った人は、2002年『Just Whitney』よりもこちらの2003年作クリスマスアルバムを聴いてみるのが、しっくりくると思います。企画ものではありますがヴォーカルに近いものを感じれるんじゃないかな。
One Wish: The Holiday Album
アーティスト:Whitney Houston
販売元:Arista
発売日:2003-11-14
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ワン・ウィッシュ~ザ・ホリディ・アルバム~
アーティスト:ホイットニー・ヒューストン
販売元:BMG JAPAN
発売日:2003-11-26
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せっかくのクリスマスだし、ちょっと聴いてみようかなという気になりました。元々ゴスペルにルーツのある彼女ですからね。