1970年10月にリリースされた企画アルバム。既に全世界で350万枚を売り上げているそうですが、今年になって11曲のボーナストラックを追加して再リリースされました（当初は34分ほどのアルバムでしたが、56分ほどのアルバムとなりデラックス〜）。

1.「Have Yourself A Merry Little Christmas」
リードはマイコーじゃないんだぁ…でも、若干コーラスに加わっているような印象も。しんみりバラード風
2.「Santa Claus Is Comin' To Town」
これはジャクソン5のクリスマスソングの中でも有名かな。マイコーが弾けるヴォーカルが柑橘系で最高です。キュンキュンしちゃうよ。前曲でしんみりしてしまったけど、これを聴けばマイコー好きもニンマリしてくれるはず
3.「The Christmas Song」
またもマイコーではないです。ただ、1曲目よりヴォーカルが鮮明でソウルフルな味わいもあるミディアムバラード。テンポもまずまずで、良い心地で聴けます
4.「Up On The House Top」
2曲目同様に、テンポアップな楽曲でのマイコーの歯切れ良さは凄みがあります。このリズム感、リブなんかも大人顔負け
5.「Frosty The Snowman」
扉開け違えたくらいに、ジャクソン5？途中マイコーの歌声は入るからホッとはしたけど、甘茶ソウルグループ的な味を残り兄弟が潤わすもんだから、ちょっと戸惑いましたが。色々なタイプの歌が披露されてるってことなんでしょうが
6.「The Little Drummer Boy」
鼓笛隊風に、延々地味なビートをマイコーが辿るので…これはアレンジが地味すぎただけかな。マイコーはキラキラした歌声です
7.「Rudolph The Red-Nosed Reindeer」
マイコー抜きだと、普通にデトロイトソウル。ドゥーワップ的にも感じるくらい、ちょっと古さも気になってみたり―
8.「Christmas Won't Be The Same This Year」
マイコーは目立たないけど、テンポ良くクールなソウルを披露してくれています。ファルセットコーラスも、温かみがあって結構好き
9.「Give Love On Christmas Day」
高音だけが目立つわけじゃない、切なさを残すヴォーカルに酔いますよ。ハイパー小学生高学年？！珍しく揺れを残す声にも新鮮さがありました
10.「Someday At Christmas」
普通にオリジナルアルバムなんかにもあった、ポップフィーリング溢れる聴きやすい楽曲
11.「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」
どれもがマイコーにとって背伸びした印象もあったけど、これはうまくハマるリリックの楽曲。2曲目よりはインパクトはないけど、マイコーの声が奇麗に曲に映えています。アルバム後半は比較的マイコーの出番が多く安心して、いったんエンディング〜

<Bonus Track>
12.「Seasons Greetings from Michael Jackson」
ここからはボートラ。マイコーのメッセージ数秒
13.「Little Christmas Tree」Michael Jacksonお蔵入りだったのかな。こういう曲が追加されているのは美味しいです。まっ、マイコーの刹那残る地味線な曲だけど
14.「Seasons Greetings from Tito Jackson」
12曲目に続き、ティトからのメッセージ（マイコーとほぼ内容変わらず）
15.「Up On The Housetop (DJ Spinna Re-edit)」
アルバム4曲目の2009年リミックス。下手に今な音にせず、クリアな処理に変えて当時の音的なリミックスにしただけで、結構聴きやすいというか、無難で好感触
16.「Seasons Greetings from Jackie Jackson」
あいさつ3つ目
17.「Rudolph The Red-Nosed Reindeer (Stripped Mix)」
この手のミックスは今年になって、いやにプレミア感を持って発表された「I'll Be There (Stripped Mix / Accoustic Mix)」に似て、そこまで重要なミックスには感じませんでした。原曲の良さは残しつつ、田舎の朝を軽やかに演出したようなミックス
18.「Seasons Greetings from Jermaine Jackson」
あいさつ4つ目
19.「Someday At Christmas (Stripped Mix)」
17曲目と同様のミックス。原曲のアレンジを薄めたストリングスヴァージョン
20.「Give Love On Christmas Day (Group Acappella Version)」
9曲目のほぼアカペラヴァージョン。こうやって声だけで聴くと、マイコーだけでなく全員の実力が改めてしっかり伝わってきます
21.「J5 Christmas Medley」
「Santa Claus Is Comin' To Town」「Up On The House Top」「Frosty The Snowman」「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」と続いたら、あれ、「We Wish You A Merry Christmas」、、、こんな曲あったっけ？原曲アレンジのままに、2009年風に楽しげに繋がれたメドレー形式

ボートラ10曲のうち、4曲が季節のご挨拶ってのは本当に不意打ちです（爆）。マイコーの未発表曲とメガミックスは嬉しかったかな。あとのリミックスは、うち半分が良いって感じでしょうか。今彼らのクリスマスアルバムを買うなら、よっぽど価格事情・国内盤にこだわる等がない限りは、これをお薦めします。現時点では価格的にもだいぶ円高効果なので、お薦めでっす！！

Ultimate Christmas Collection
アーティスト：The Jackson 5
販売元：Motown
発売日：2009-10-13
おすすめ度：
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