kelly09前作2007年の『Double Up』は結局ちゃんと聴かないまま来てしまいましたが(ヒップホップ寄りになってしまっているようで)、ただし本作でのプロモーションには惹かれるものがあって(Keri Hilson 絡み)、発売前から結構楽しみにしてました。個人的には『Chocolate Factory』『Happy People』にあったようなシカゴソウルな彼が好きなもんだから、へんにラップを取り入れまくってるのは正直好きじゃないんです。もちろんシカゴ問わず、R&B・ソウルにこそ彼の実力って発揮されると思うので、コテコテR&Bで攻めてきた本作、取っ掛かりからまずはいい感じです!!

1.「Crazy Night (ft. R. City)」
旬の音まんま、ややヒップホップ気味でオートチューン使いすぎるのが気になりますが…。メロディは以前のRケリーだ!と、喜べました。おかえりーです
2.「Exit
ピアノが決め手、ミディアムビートのしなやかな流れで、堂々たるヴォーカル。これぞケリー節
3.「Echo
ヨーデル気味のサビは別としても、至るどころで聴ける伸び声はいいっすね。でも、オートチューンは要らないなぁ。この実験曲だから多少許せるけど
4.「Bangin' The Headboard
ストレートにストリート寄りのバラード。声の刻み方は、やはりケリー氏の独特さ
5.「Go Low
10年くらい前に戻った感のある、新しみのないケリー節。淡々さの中で、熱烈さでぶつけてます
6.「Whole Lotta Kisses
声に艶が戻った印象。語り口もエロイ。将来のアイズレー。でも、さらっとした展開の4分半
7.「Like I Do
ファルセットのオートチューンの使い方が面白かったかな。ねばっこい音に結構はまるミディアムスロー。遠くで鳴るシンセもなにげに良い味付け
8.「Number One (ft. Keri Hilson)」
ソウル回帰meets R&B、ケリのヴォーカルも上々!先行シングルなのに、ヒットしてないのがやるせないけど…個人的にはKeisha Cole & T-Pain のリミックスヴァージョンも推しです
9.「I Love The DJ
Soulshock & Karlin 参加でテクノハウス調。このヴォーカル加工だと、ケリー氏かどうか分からない作品になってるし、なぜか最近のBSBばりの爽やかさがあって、なんかキショイ(爆)
10.「Supaman High (ft. OJ Da Juiceman)」
たまにラップソングも悪くないけど、個人的には統一感のアルバムにしてほしかったのが正直なところだけど…
11.「Be My #2
ディスコ調で、これは楽しめます。R&Bからはまたもずれますが、完全にパーティ系。シルキーなヴォーカルも聴きどころ、加工って怖いね
12.「Text Me
お馴染みなケリー節、ミディアムスローでリリック詰め込む展開
13.「Religious
リリック的にもゴスペル要素もありますが、ヴォーカル加工してるような地声をさまようケリー氏。神聖にも、彼だからこそのエモーションが詰まってて、案外これは好き
14.「Elsewhere
若々しくも、壮大に仕立てる展開がラストに相応しい!アレンジも高ぶるヴォーカルも、これは聴きごたえあり
15.「Pregnant (ft. Tyrese, Robin Thicke & The-Dream)」
ボートラ扱いなのかな?豪華すぎる3者アーティストを交えて展開する、6分にわたり最後までじめーっとしたミディアムスローなR&B(素敵ですよ)。まずこのメンツ好きは買い!

POP4位ながら、R&Bでは見事1位!だけどね、全体的にオートチューンを使いまくってるので、数年後のこのアルバムの行く末が正直気になりました。彼の原点回帰な心意気は十分伝わりましたが、やはりコンセプトアルバムを作るほうが得意なんじゃないかな?どっちつかずだと、正直彼も迷いそうなので、是非趣向強めたR&B作品をまた期待したいと思います。佳曲はそれなりにありました。

Untitled
アーティスト:R. Kelly
販売元:RCA
発売日:2009-12-01
おすすめ度:4.0
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UNTITLED
アーティスト:R.ケリー
販売元:BMG JAPAN Inc.
発売日:2009-12-09
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