51Q8KbAgewL__SL160_清水翔太の1stDVD作品。でも、1stアルバム『Umbrella』に大阪での野外ライヴだったり、『美しき日々よ』にちょっとしたライヴ映像(20分程)の付録DVDが付いていたので、微妙な立ち位置的な映像作品という気もします。更には、アルバムを発売して1年以上経ってから、アルバムと同じジャケットでのDVD発売は手抜き感満載(アルバム発売との連動企画的であれば良いんだけど、まるで廉価盤的扱いのような)。

今回のライヴは、2009年SHIBUYA-AXでの模様を丸々パッケージしたもの。淡々とって言ってしまうと酷だけど、90分、あんまり変わった趣向のないままライヴは進行(ライヴハウスってのもあるかもしれないけど)。個人的には1回見たら、お腹いっぱい…という感じでした。正直。でも、全16曲をぶっ続けで歌うシミショーにも興味はあったんですが、なかなか強い喉をしてるんじゃないでしょうか。

1.「OPENING
2.「Diggin' On U
3.「Love Story
4.「One Last Kiss
5.「Soulmate
6.「LOVIN U
7.「My Treasure
8.「UNHAPPY
9.「STAND BY ME
10.「Again ft.SHUN
11.「What's Going On
12.「Rainy Day’s Morning
13.「With You
14.「ソレゾレ
15.「「アイシテル」
16.「MUSIC ft.BOY-KEN
17.「HOME

1曲目なんかは、いつものライヴより抑え気味な印象はあるんだけど(フルライヴでは体力残し前提?)、バンドメンバー紹介も交えてpart1&2 的な展開を見せるMarvin Gaye のカヴァー11曲目なんかは、結構楽しめます(初々しい客との掛け合いも面白いです)。ただ、Ben E. King のカヴァー9曲目なんかはいつもより激しさはないかな、原点となった曲だし、ツアーラストだったし、もっと爆発してくれたら、僕はソウルめらめらになったことだろうなぁ。まっ、アルバム自体がミディアムスロー〜ミディアムな曲が多かったからか若さみなぎるってよりも、優しく歌い上げる的なR&Bライヴになってると思います。12曲目の傘を持って歌う姿は、なんかアイドル的に見えてしまいましたが、アメリカの若手R&Bシンガーも、こういったベタな演出はよくやってるよね。甘酸っぱいです。最後の2曲…まずはボーイケンの参加は、湘南乃風みたいに颯爽としたノリになってて好き。シミショはそんな中でもかなりマイペースに歌ってるのが面白かったかな。そしてデビュー曲でラストとなりますが、この曲へのシミショーの気持ちとお客さんの気持ちが、温かくて、それが素敵だなぁと思いました。ライヴ=生ものなんで1曲1曲解説って感じにはなりませんでしたが、ちょいちょい気になるところもあったので、レビューしてみました。

Umbrella Tour 2009 [DVD]
出演:清水翔太
販売元:SMR(SME)(D)
発売日:2009-12-16
おすすめ度:4.0
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