31S4DEZ7J1L__SL160_今までVHSでしか持ってなかったのですが(それを個人的に、VHS⇒DVDレコーダーで簡易DVDにして長らく見てました)、
アマゾンで異常に安かったんで、買っちゃいましたよ。いつまで安いか分かりませんが、新品未開封の国内盤が1000円弱
またこのタイミングで知ったのですが、アマゾン直営ではない出品者なのに、送料が無料になるとかってのもあるんですね。

何より、このDVDは僕の運営しているアレサ・フランクリンのホームページでも相互リンクさせていただいている
ジェームス・ブラウンのファンサイトEscape-ism の佐藤さんがライナーノーツを書いているのも必見です。この度、ようやく読めました。

このライヴの模様は、実はかなり紆余曲折があって、1987年当時JB側はライヴ盤アルバムを販売したいけど、アレサ側だけがアルバム化に反対!
アレサを除く、ソウルシンガーの面々との共演のみでライヴ盤を創り上げたのですが、よーく耳を澄ますとアレサのシャウトが聴こえてたんです。
やっぱり、当時の技術あっても、他のアーティストのマイクにアレサの声が混じり込んでたら、そりゃ手の打ちようがないというか。

ただし、VHSやLDの販売についてはアレサ側も了承していたらしく、アレサあってのライヴの模様を楽しむなら、映像に限るって感じでした。
でも、それから数年後、アレサとJBはデュエット曲を発表することになり、そのライヴ盤の中盤で音はフェードアウト、フェードインし、
そこに「Gimme Your Love」を歌い飛ばすという。。。それなら、ライヴ盤に当時のライヴ音源を入れるような流れ、なんとかならなかったのかと苦笑。

gimme3CDSこの「Gimme Your Love」もかなりの曰くつきで、それぞれが異なるところでレコーディングし、それでいざPV制作って時になったら、
JBは刑務所暮らしとなってしまい。。。アレサの新映像のみPVに映っていて、あとは、1987年のライヴの模様をちょいちょい挟む、強引な編集。
いやー、そんな二人の超話題曲は、売れませんでしたねー。それも御愛嬌。

そして時は流れライヴから18年して、ようやく今回のリイシューDVD化と併せて、CDの方でもアレサの曲が収録される運びとなりました。
まっ、今回お薦めするのは、断然DVDなのですが、特典映像とか音質とか、そのへんのところは目をつぶりましょう。仕方ないです。

これまで色々HPにも書いてきたので、以下僕のHPから、むかーし書いた文章をコピペしておきまーす。
ソウルファンは是非是非見てください。二人の融合は、おっそろしいことになってますから。


Aretha Franklin Japanese Fansite SPARKLE http://www.aretha.jp


2002年頃に書いたレビュー
JB89org1987年1月、TV企画ライヴの模様が収められたビデオ。ソウルの帝王と女王が競演した夢のセッション。
アレサもJBとの競演を非常に楽しみにしていたという事が、ライヴ前のインタビューでも直に伝わってくる。
ソウル界における2大歌手の初競演とくれば、メディアは放っておかなかったであろう。
それも、JBとアレサは当時のヒットチャートにソウルの波を再起させ、旬の顔に戻っていたのだから。

白人のロバートパーマーを招いているという事は非常に評価できるが、ウィルソン・ピケットだのジョー・コッカーやビリー・ヴェラの参加よりも、
やっぱりアレサとJBとの競演は凄かった。アレサが歌う時間も、他のゲストに比べ非常に長い。
JBのデビュー曲「Please, Please, Please」を競演するに当たり、アレサは自身の初期の名曲「Do Right Woman - Do Right Man」を歌う。

JBfriends彼女の迫力はいつにも増して凄い。2人はそれぞれ個性がありすぎるから、意気は滅茶苦茶…合ってない(笑)。
JBはいつも通り突然ダンスしだすし、アレサはJBを前に少し謙虚かな〜って思っていた矢先、自分の歌の様にJBを差し置き熱唱しだすし。。。
それを見て、JBは微笑んでいたりするのは面白いけど。個人的には、当時のニューシングル「Jimmy Lee」を歌ってくれた事が何と言っても嬉しい。
今となっては、こんな子供騙しな歌はライヴで歌ってくれないだろうし。
「Jam」でのブギブギなアレサを挟み、JBの近年のヒット曲をオールキャストで歌いライヴは終了。アレサもハイパーにシャウトしまくる。

でもね、他の共演者が目立たないね、主役がJBとアレサだと…。この模様はCDでも発売されているが、アレサ指揮のtr.11〜14は最悪にも未収録。
ラストtr.15で、かろうじてアレサの声が聴ける程度。。。トラックダウンの時点で、アレサの声をできるだけ小さく編集をされてしまっているのが残念。
この後に、2人は味をしめたか、オリジナル曲「Gimme Your Love」でも共演。


<2005年に書いたレビュー>
87年に行われたジェイムス・ブラウン&フレンズのライヴ盤が完全盤となって登場!
当時、このライヴはCDとビデオでリリースされましたが、ビデオに収録されているものは最初から完全盤。
しかしながら、CDに収録された内容は、権利の関係上アレサの音源を大幅にカットしてリリースとなっていたのが実情。
アレサ、アレサとJBのデュエットのどれも未収録の上、アレサもシャウトしまくりのフィナーレ「Living In America」ではアレサのヴォーカルを極力抜き収録されているという状態。
代わりに、89年に夢の共演と題され発売されたデュエットシングル「Gimme Your Love」のオリジナルヴァージョンが収録されるという、何とも腑に落ちないライヴ盤となっていました。

しかしながら、今回のリリースにおいては、16年の時を経てアレサのパートも全て収録(よって、当ライヴからのアレサの音源のCD化は今回が初)。
長らく廃盤になっていたビデオもDVDになって復活。こちらは、当時のビデオ、そのままの内容。
要は、これでCDとDVD同内容の完全盤でリリースという事になりますね。もちろん、アレサのいつも以上に気合の入ったパフォーマンスに度肝を抜かれます。さすが、ソウルの帝王とソウルの女王の魂のぶつかりあい!!



ジェームス・ブラウン ソウルセッション 1987 [DVD]
アーティスト:ジェームス・ブラウン
出演:ジェームス・ブラウン
販売元:アイ・ヴィ・シー
発売日:2006-04-26
おすすめ度:2.0
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