先日、彼の1stアルバム『Soul Master』を紹介しましたが、本作はそれと一緒に2002年に2in1でリリースもされた2ndアルバム(R&B9位・POP73位)。彼と言えば、おそらくこのアルバムを挙げる人も多いと思うけど、何より本作によってようやく大ブレイクをしたので、これは外せません。Johnny Bristol が1〜2曲目を、Deke Richards が3曲目を、Norman Whitefield が4・7曲目を、Richard Morris が5曲目を、Clerence Paul & Ivy Jo Hunter が6曲目、Henry Cosby が8曲目、James Dean & William Henry Weathersponn が9・10・12曲目、Edwin Starr 自身が11曲目をプロデュース。すごい色とりどりな感じ。
1.「Twenty-Five Miles」
1stシングル、R&B6位・POP6位。エドウィン・スターと言えば、この曲でしょう!アルバムタイトル曲でもあるけど、表記は少々違いますがね。突き抜けるヴォーカル、これぞ味!途中の掛け合いだったり、ホーンだったり、細部に至るまで完全無敵のソウルパワー。エドウィン自身もソングライティングに参加。ソウルを好きになりたい人なんかには、こういう曲をお薦めしたいかな
2.「I'm Still a Struggling Man」
2ndシングル、R&B27位・POP80位。今のR&Bのルーツさえ感じてしまう、畳みかける程のリリックをソウルビートに乗せる様はカッチョイイの一言です。緩いBPMでディープなサウンド、たけど哀愁もありつつ頼もしさもある。なんか、あれこれ味がしまくる。素敵なソウル!
3.「Backyard Lovin' Man」
ほのぼのポップソウル、弦の音が響くね。これも、どんどんリリックが重ねられていく。歯切れ良い!でも心地よいビートもきちんと提供してくれるから、自己満足でない、リスナーも楽しめるしっかりしたソウル
4.「He Who Picks a Rose」
楽しいソウル、次々と展開。おじけないヴォーカル、女性コーラスは彩りでしかない。彼のヴォーカルがズバーンと当たってきます
5.「Soul City (Open Your Arms to Me)」
ちょっと音が抜けたような印象あれど、ヴォーカルの魅力をしっかり堪能できます。サビはそれなりに迫力あり。テンポ落としたヴォーカルも味あり
6.「You Beat Me to the Punch」
Smokey Robinson 作、淡々とした展開ながら、エドウィンのヴォーカルがしっかりアドリブ効かせてくれているのが凄技。後半、ココというところにホーンも入ってきて仕上がり度はなかなか
7.「Gonna Keep on Tryin' Till I Win Your Love」
ちょっと古さもあるかな、ドゥーワップを多少ソウル寄りにしたような印象。ヴォーカルは、完全にソウルに向いているので、まっ、ノレマス
8.「Pretty Little Angel」
Stevie Wonder も曲参加、一本調子なメロディながらリリックはどんどん詰めてきてます。途中、ファルセットなんだか地声なんだか分からない抑揚、聴きどころ
9.「If My Heart Could Tell the Story」
セルフコーラスも加味、高音も難なく出してしまうところに凄み。だけど辛そうとかがんばってるっていうよりも、曲に合わせてサラリとやってのけてます
10.「Who Cares If You're Happy or Not (I Do)」
リズムが良いんです、佳曲っていうわけじゃないけど、いい感じにタテノリ。アレンジも、簡素ながら、エドウィンのヴォーカルは引き立ちますな
11.「24 Hours (To Find My Baby)」
1曲目とこの曲でエドウィンは曲参加。ともに、25とか24とか、数字関連の曲。薄めのストリングス、そこに勢いを感じるツワモノヴォーカル
12.「Mighty Good Lovin'」
ラストはSmokey Robinson 作、ジャンプナンバーです。ここではしゃがれや勇ましさってよりも、淡々とらくらくにヴォーカル披露してて、クールそのもの
※Bonus
25.「Harlem」
2in1 CD によってはこういうボートラがあるのが、このシリーズのリイシューの嬉しいポイント。ただし、前曲と異なる調子、波止場系?森のくまさん系?なんか、地味にドゥーワップ系で、趣が急に微妙に。。。それもそのはず、1965年録音と、アルバムの流れとは関係なしだもん
26.「Girls Are Gettin' Pretier」
エドウィン作、Ed Wingate プロデュースの1966年作品。ジャンプナンバーで録音時期も違うのに、比較的『25Miles』の曲に似合う。ジャンプナンバー、荒々しさもアレンジにはあるけど、ちょっと籠った音がリマスター出来ない事情に繋がってるのかな
27.「It's My Turn Now」
Terry Lane 作の1966年作品。素にクラシックソウル。スーツ着て直立で歌われる感じです。何よりCD化が嬉しいのでは
アルバムの総点としては、元気よすぎ、男前な感じがしました。バラードとか全然ないんだもん、ソウルをそのままにパッケージしてくれて、エドウィンというシンガーを知らしめてくれたけど、これだけでは彼の魅力は伝わらないなぁ、とも感じました。彼は、このリイシューの翌年の2003年に61歳の若さで逝去。日本でのエドウィン人気ってどうなんだろう。やっぱ、しっかりリイシューを維持していってもらいたい限りです。
25 Miles
アーティスト:Edwin Starr
販売元:Motown
発売日:1992-03-09
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25 Miles/War & Peace
アーティスト:Edwin Starr
販売元:Motown
発売日:1990-10-25
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Soul Master/25 Milesアーティスト:Edwin Starr
販売元:Universal International
発売日:2002-12-24
おすすめ度:
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