414KBHCC0DL__SL160_ボビー・ウーマック 1994年『Resurrection』から5年ぶりとなる新作は、ゴスペル回帰となる作品。彼の現役感を示すべく作品ではあるものの、ジャケなどのパッと見はインディ加減が沸々と。だけどね、名曲のオンパレード、その料理の仕方は、さすがですよ。ゴスペルというよりも、ソウル・ブルース的な味わいが溢れてる、ドカンと豪華な17曲・71分。

1.「Opening Narration
イントロ、ボビーの語りのみ。ゴスペルアルバム制作にあたってのルーツ、思いが知れます
2.「Rug
ボビー書き下ろし。ゴスペルというよりも、サザンソウル臭たんまり。しゃがれ声はまだまだ健在で、かなり嬉しくなる曲。彼の存在感は、まだまだ凄いと思えるはず
3.「Stand by Me
彼も影響を受けたSam Cooke 作で有名な曲のカヴァー。プログラミングが施してあるため、ちょっとチープ感あるアレンジは、午後の歌謡ショー状態。
だけどね、彼的なレクイエムはあれこれ伝わってきて良い感じ
4.「Oh Happy Day
Edwin Hawkins で有名な、あの曲です。これも前曲に近いアレンジながら、結構平坦な音で比較的聴ける方。7分程、クールなアレンジが展開されてます。
女性ヴォーカルも登場して(誰?)なんか、ほのぼの系天使にラブソングを2的なポピュラーさに変化
5.「Jesus Be a Fence Around Me
またもSam Cooke ナンバー、ほのぼのソウル系。なにげに熱いヴォーカルは聴きどころ
6.「What a Friend We Have in Jesus
トラディショナルナンバー、ちょっぴりカントリー入ってるアレンジに、異なるほのぼのを覚えます
7.「Where There's a Will There's a Way
ブルージー、クラシックソウル。彼のルーツがしっかり分かるナンバー。声の圧力は結構感じるので、収穫です!!
8.「I'm Coming Home
これはゴスペルというか、ボビーがルーツとして捉える50年代の混じりけのないゴスペルを体現しているかのよう。かなり、地味な波止場系。こういうのに案外悶絶
9.「It Is Well
子供たち系な不思議なメルヘンソング、だけど力強いバリトンヴォーカルも。いろいろ交錯、これはホントおもろい。最後はデーモン小暮閣下のようなシャウトまで裏で聴こえたり
10.「Motherless Child
Patti Labelle 的なシャウトも共演で聴けたり、力強さと哀愁が一挙楽しめます。サックスのオシャレさにも注目
11.「Bridge over Troubled Water
お馴染みpaul Simon 作“明日に架ける橋”、これは原曲に近いアレンジで、ヴォーカルに集中して堪能。ちょっと粗さも目立つけど、ボビーの表現力に改めて感動
12.「Lookin' Back
Otis, Benton. Hendricks ってなってるけど、3者で作った歌なんてないよね?!なんだ、これ。普通に往年なソウルな印象ですが
13.「Ease My Troubled Mind
3曲目となるSam Cooke カヴァー。まさにサム節、だからゴスペルってのも大方間違ってないんだけど、ソウルに突入する彼とボビーならではの味をうまく溶け込ませているようにフィードバック
14.「Nearer My God to Thee
インディ的というか、ポップなクリスマスソングというか。ほのぼの教会ソング
15.「Cousin Henry
Cecil Womack 作となってますが、これは兄弟?!音は完全カントリーも入ってて、これ系はあんまり聴いたことないアレンジ感。AORも入ってるような
16.「Hundred Pounds of Clay
あれま、アダコンになってしまった。あれ、コンセプト分からん…一気に80年代後半の音楽、、、1999年の作品なの、これ?!
17.「Amen / This Little Light of Mine / Closing Narration
ラストはしっかり教会の音を意識しまくってました、コンパクトに収まった3曲3分半のメドレー

細かくは分からなかったんだけど、ゲストが豪華じゃないですか。David T.Walker, Patrick Moten, Wilton Felder, Brenda Lee Edgar, Lisa Frazier, Billy Preston, Sweet Inspiration...さらには、“Special Dedication to : Rev C.L. Franklin & Aretha Franklin...”なんて書いてあったり。まっ、彼はアレサのツアーバンドをしてたりしましたが、ゴスペル時代の彼女にも(アレサの父親にまで)惹かれていたということでしょうか。サムといいアレサといい、王道的な影響濃いですね。

Back to My Roots
アーティスト:Bobby Womack
販売元:The Right Stuff
発売日:1999-08-24
おすすめ度:5.0
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