レヴァート…Gerald Levert, Sean LeVert, Marc Gordon 3人揃ってのオリジナルアルバム7枚目、R&B10位・POP49位を記録。2009年には8枚目の作品がリリースされたけど、ジェラルドが亡くなってしまったため、それは遺された2人で作成したトリビュート盤という感じだったので、これがレヴァートとしてのラストアルバム(当時はまったく考えられなかったはずだけど)。アルバムジャケットでは、だいぶムチムチすぎてきたジェラルドも痩せて見えるトリック、ジャケ裏では相当な体格を見せていますが(爆)1.「Whole Scenario」
Gerald Levert & Edwin Nicholas プロデュース。アナログプチ音、低音で攻めるざらっとしたスローな展開。かなりクールなんだけど1曲目にしては推しが弱い?ただ、彼らのチームワークを色々と発揮するには、こういったコンセプトのスタートも悪くないね
2.「Do It Right Here」
Marc Gordon プロデュース(2〜4曲目を担当)。更にスローで攻める。すごいな、このいぶし銀具合。アーバンさ、夜が似合う素敵なアレンジ。渋さにはただただうっとり
3.「You Keep Me Comin'」
Mad Lion のラップが挿入されるも、彼らの味には何も変わりません。ギターの色味が涼しい夏を連想させてくれます
4.「Tru Dat」
1stシングル、R&B52位を記録。ラップにはYo Yo, Queen Pen 参加。レヴァートのコーラスもいい感じでドライに吹かれて、なかなか。インパクトはないですけどね。聴きごたえはありますよ。
5.「Sorry Is」
2ndシングル、R&B33位を記録。ミディアムスローなバラード。ジェラルドの喉が、狂おしいほどに切なく響きます。アルバムの中でも際立って美しいメロディの楽曲
6.「Swing My Way」
彼らのフットワークが非常に密に感じる曲。コーラスが迫ってくるというか、ねばねばしたジェラルドのヴォーカルも顕著で、地味なメロディな割に伝わります
7.「Like Water」
歌劇というかオリエンタルというか、色々な音が詰まってて細かく工夫されてます。ハープやヴィオラの音がエッセンスかな
8.「Keys to My House」
Missy Elliott プロデュース+ラップ参加。軽やかなタッチの曲で、聴きやすさがあるなぁ。コーラスは爽やかで、ちょっとアルバム前半のクールさがちょっぴり欠ける気もするけど
9.「Playground」
大人な味わいたっぷり、ファルセットが激しくて好きだなぁ。ねっとりした甘茶、エロエロな展開でござる
10.「I'll Get It Done」
ドラミング、エコーだったり、音の響き方が実験的。ギターの鳴りなんかは80年代に戻っている部分もあるけど、懐かしさよりも洗練さが勝ってるのが特徴
11.「Ain't No Thang」
3人のハーモニーがしっかり計算されていて、自然と好きになります。やっぱりコーラスがしっかり汲みこまれた楽曲は聴きごたえがあります
12.「Mama's House」
出だしはママ、ママ…連呼具合がマザコン(笑)。ただ、当時リリースされたBoyz ll Men「A Song For Mama」よりも案外熱烈じゃなくて聴きやすかったです。ベタだけど、さらりとこういうのをやってのけちゃうブラックパワー(単純に文化?)にツボになります
13.「Tru Dat (Hip Hop Remix)」
4曲目のラップを強めたリミックス、レヴァートの味は変更なしですが、当時は戦略的に必要だったんでしょうね
トータル的にマーク・ゴードンの担当作品が多かったですが、ジェラルドの担当曲(数曲)のほうがやはり気に入ってしまう僕。やっぱりミーハーなんでしょうか。ただ、前半のクールな展開はアルバムコンセプト自体楽しめました。この作品は当時そんな評価は良くなかったみたいだけど(だからこそ、これ以降ジェラルドが亡くなるまで、レヴァート復活という感じでアルバムが作られてこなかったのかも)。あーーー、改めてレヴァートでのジェラルドもたまんないなぁという感想です。
ホール・シナリオ
アーティスト:レヴァート
販売元:イーストウエスト・ジャパン
発売日:1997-05-25
おすすめ度:
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Whole Scenario
アーティスト:LeVert
販売元:Atlantic
発売日:1997-03-06
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