1977年途中まではThe Fatback Band として、そして以降はFatback として活躍した6〜9人組のファンク/ソウルグループ。最初はニューオーリンズジャズの影響をもろに受けていたものの、次第にファンク色・そしてディスコ色を強め、1980年代中盤まで活躍したという流れ。特に1980年代辺りにはシングルをR&Bヒットさせていたので、要チェックのバンドだったりします。主なメンバーとしては、ドラム/Bill Burtis、トランペット/George Williams、ギター/Johnny King、ベース/Johnny Flippin、サックス/Earl Shelton、フルート/George Adam。そう、ヴォーカルは居ないんです。完全インストグループ。本作は、彼らのデビューアルバム。音はジャズなのに、なぜかR&Bヒットとなっていた点にワクワク。ポップチャートインは逃してますが、十分でしょう。こういうのを熱烈に支持していたリスナー、重要です。
1.「Street Dance」
1stシングル、R&B26位を記録。核となるべくグルーヴ、ワイワイした歓声も良いです。アタック音は薄いんだけど、うねりが延々テケテケしててナイス
2.「Free Form」
ベースラインの風格、ギターの波、小刻みなドラムの気持ち良さ。音だけでぐいぐい、BPMもハウスばり
3.「Take a Ride (On the Soul Train)」
割れたようなトランペットは味、即興風味。ソウルというよりは、ご機嫌なポップファンク
4.「Wichita Lineman」
夕焼け、秋空・・温度が僅かに下がっていくようなクールダウン曲。サックスがリードとなり様々な情景を広げてくれます
5.「Baby I'm A Want You」
続いても、サックスが語るミディアムスロー
6.「Let's Do It Again」
B面スタート、タイトル曲。1曲目程のファンキーさはないけど、アッパー再来。ほのぼの楽しく音を進行させるのに長けているグループだなぁと認識
7.「Goin' to See My Baby」
ドラマな気持ちになったのは途中挟まれる、タイトルを歌う微妙な悲しげなファルセットコーラスがあったから。サックスも中域で音を奏で続ける。ブラックムービーに挿入されそうな陰寄りなアレンジ
8.「Give Me One More Chance」
前曲の流れを汲んだ後篇というような楽曲。ドラマを紡ぎ、刑事物語という勝手な感想も有り
9.「Green, Green Grass of Home」
これまでにない伸びやかなサックスの伸び、そして録音環境を明らかに変えたようなエコーのかかる響き。フルートの加わりも味があります
彼らの曲の流れって、ファンクやジャズなんだけど、濃ゆくない。それ故に、疲れたときでも、寒いときなんかでも、なんか心があったかくなるような音を与えてくれるような印象でした。もちろん頭がトランシーになっていたら物足らないけどね…。さてさて、僕が持ってるのは、Event Records 時代の1972〜1974年の3枚のアルバムを2枚のCDにコンバイルしたもの。全アルバム9曲ずつ、そしてボートラを入れた計28曲。まったり加減が麗しい。そして何よりお得。レーベルをしっかりコンバイルしたものって好感度高いです。
Let's Do It Againアーティスト:The Fatback Band
販売元:Msi
発売日:1997-03-01
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Fatbackin': The Perception Sessionsアーティスト:Fatback Band
販売元:Castle Music (UK)
発売日:2001-04-24
おすすめ度:
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