200px-Mjfarewell本日はマイケル・ジャクソンの1周忌です。昨年、本当に悲しさよりも、ウソだろ!という気持ちでやるせなかったことを思い出さずにはいられません。今でもマイケルの精神が、多くの人に伝わっている、そして過去よりも多くの人が彼の功績を称えてくれていることが嬉しいです。今回は、取り上げていなかったマイケルのアルバムを追悼の想いで取り上げます。

Thriller』大ヒット中の1984年、モータウン期に残した未発表の9曲で寄せ集めたコンピレーションアルバムを(R&B31位・POP46位を記録)。2009年にマイケルの死とは関係なしに初のCD化が計画されてましたが、このCD化の2週間前に彼は亡くなってしまったというのが何とも…(元々はO2アリーナでの復活ライヴを記念してHip-O Select から限定でモータウン期のマイケルのソロアルバム+ボートラ追加収録で復刻という素晴らしい企画でした)。後に限定販売と言いつつも、国内盤でもリリースされたのは、、、多くの人に聴いてもらうためには許せちゃいますが。

1.「Don't Let It Get You Down
コンピとは言ってもウリは作りたいところ。そんな中、マイコーの元気さにアグレッシブなメロディがうまく融合してます。いい感じの出だし
2.「You've Really Got A Hold on Me
1962年R&B1位・POP8位を記録したThe Miracles のカヴァーゆえにSmokey Robinson 作。心地よいサウンド、高音を遠慮がちにな印象もあるけど、マイコーの大人な部分も垣間見れるのが面白いかな
3.「Melodie
なんと美しい歌われ方。スムースすぎ、やられた!!だけど、途中からかすれるマイコー。この切り替わりは変声期ならではでしょうか。ツーンと声が出てるので頼もしいけど、変化をあれこれ感じるんだな
4.「Touch The One You Love
キレの良いヴォーカル、爽やかな響き。かすれも問題なし。70年代前半の録音かな?!
5.「Girl You're So Together
音にうまくまとめられた感はあるかな、マイコーが奇麗に収まりすぎてます、、、
6.「Farewell My Summer Love
タイトル曲、1973年の録音。アルバムからのパイロット曲としてR&B37位・POP38位を記録。ストリングス、心地よいダンクラ風味
7.「Call On Me
Diana Ross なんかが好んで歌いそうなしっとりソング、でもバラードというよりも甘酸っぱさが強いのはこの頃ならでは
8.「Here I Am (Come And Take Me)
Al Green 作、アルの残像も残るファルセットが印象的かな。ポップなアレンジ、ゴスペル回帰的なのも面白いです
9.「To Make My Father Proud
今で言うと、なんとも斬新なタイトル…こりゃお蔵入りですわ(爆)風が吹き抜けるようにしっとり歌われる素敵なバラード

未発表はこれで全部網羅しているとは思えませんが、お蔵入りになった曲がモータウンにはまだまだありそうなのが発掘好きリスナーの、にんまり箇所。いずれも、70年代中盤までのヴォーカルなので、初々しさたっぷり。このアルバムはいずれ単独でCD化されたりするかもしれませんが、まずは25年の歳月を経てCD化されたことに感謝!このアルバムは、このアルバムで聴くしかない曲三昧なので、ファンとしてはマスト!今は3枚組CDを重宝!!



ハロー・ワールド~コンプリート・モータウン・ソロ・コレクション(紙ジャケット仕様)ハロー・ワールド~コンプリート・モータウン・ソロ・コレクション(紙ジャケット仕様)
アーティスト:マイケル・ジャクソン
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