キース・スエット10枚目となるアルバム、早速ビルボードチャートにも登場しR&B4位・POP13位を記録。現在のR&Bチャートベスト10は、Eminem, Drake, The Roots, Usher, B.O.B, The Black Eyed Peas, Alicia Keys, Piles, Nas & Damian Marley…そんな中ポツリとキースが登場してるのは、日本で言う徳永英明的ポジションなんでしょうか。本作は全曲、キースとTeddy Riley との共同プロデュース。未だにこのベテランたちが、今の音に食らいついて、なおかつ若手では生み出せないグルーヴを追求しているところが素敵です。1.「Famous」
延々オートチューン。普通に聴いたらキースとは分かりません。ちょっと、ここまで多用しすぎなのは旬が過ぎた感もありますが、悪くないです。ジャケから察するに、こんな出だしだとは想像できなかったですね
2.「Full Time Lover」
1曲目よりもオートチューンは抑えてるけど、それでも斬新さは変わらず。常に最先端の音を求め、ヴォーカルの円熟度を感じさせずに実力をアップさせ、聴く者を虜にする技をさすが
3.「Test Drive (ft. Joe)」
1stシングル。ジョーとの共演、これはアルバムにおいても注目。キースが最前線で頑張っているというのもあるので、是非ともジョーには追い風になると嬉しいんですが。この曲はドライヴにまつわるエトセトラ?無理なくヴォーカルも交互に、しっかり創りこまれたR&Bで高評価
4.「Ridin' Solo」
タイトル曲、これこそがキース的なスタンダード歌唱。年々どっしりしたヴォーカルながら、コーラスが颯爽としててバランスに長けてます
5.「Genius Girl」
ミディアムスローで聴かせる展開は、やはり彼に求めるものかな。ちょっぴりのオートチューンはそこまで期に成らなかったです(耳がやられてきたせい?)…ただ、ねっとりねっとりしたメロディアス具合にただただKO
6.「Do Wrong Tonight」
ギターのリフの使い方がちょっとしたアクセント、コンセプトアルバム状態。うまく曲を繋いでくなぁと感心
7.「Hood Sex (ft. Unknown)」
よりアーバンメランコリーなギター。更に、フィーチャーアーティストは誰なんだろう、謎のラッパー。キースのR&Bグルーヴは更に活かした感触で進行
8.「It's All About You」
どこまで、人をとろけさせたいのでしょうか。酔わすのに最適、朝聴いてはいけないですね、夜仕様
9.「I'm the One You Want」
多少テンポは上がり、キースのヴォーカルも多少早口。余裕のビート、バックヴォーカルの早口具合もナイス。これでアルバムに抑揚、考えられてますな
10.「Live in Person」
伸びやかでミディアムスローでの彼には哀愁なんかも感じたり。ドラムアタックが強く、シンセの奥行きも深く感じます。ヴォーカルだけでなく、全体のゆとりがプンプンします
11.「It's A Shame」
柔らかい音の感触。最後は畳みかけるヴォーカルの強み。ミディアムスロー続きでも様々な表現手法
12.「Tropical」
変則ビート的なR&Bトラック、オートチューンをしっかり張り付け、少しでも新しいファンの獲得に挑む様子がクールすぎ
出だしとラストがインパクト。中盤は延々ミディアムスローのラヴソング。一貫してます。ベテランならではの計算で、どこまでも飽きない展開でした。大人は手に取りやすい紳士なアルバムっていう印象でしたが、もっともっとパッケージ的にも若手ユースなデザインにしても良いのでは、と思いましたが。これからのプロモーションによっては、だいぶ掴みの上がるアルバムになるような気がします。彼の当分の健在は、この1枚で示しがついた気がします、それくらいにベテランのアルバムの中でも最良という感想です。
※過去レビューはコチラ
1994年『How Do You Like It? (ft. Left Eye)』※CD Single
2007年『A Christmas of Love』
2008年『Just Me』
ライディン・ソロ
アーティスト:キース・スウェット
販売元:SMJ
発売日:2010-07-28
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Ridin Solo
アーティスト:Keith Sweat
販売元:Kedar Entertainment
発売日:2010-06-22
おすすめ度:
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