テン・シティというグループ名は中古でCDを手に取るまで知らなかったのですが、1989年のオリジナル盤で既にあれこれボートラ的にリミックスを収録していたところに、まずは魅力を感じました(1stアルバムなのかな、、、R&B49位を記録しています)。アトランティックリリースだし、そこまでハズレにはならないだろうという感じで購入。まずは買ってみて魅力だったのが、TBSの故 松宮一彦さんがライナーを書いていたこと。彼のラジオは幼い頃から好きだったなぁと思い、嗚呼懐かしすぎます。。1.「That's The Way Love Is (Underground / Edited Version)」4:14
一応これがアルバムにおいて、アルバムヴァージョン扱いなのかな?これは1stシングルで、R&B12位・Dance1位。R&Bヒットとして認知されているはずだけど、元々初出からハウス寄りな音を求めていたグループだったんですね。DJユースでUKヒットから始まって、今のシカゴハウスとR&Bを上手く混ぜて色々と音を試していったらそれが評価されたようで。Marshall Jefferson の手腕大で、軽やかなポップなシカゴハウス調。終始旧くない音だったので、新鮮でした
2.「Where Do We Go?」
2ndシングル、R&B34位・Dance28位。当時のチャカポコな音が入っているのは仕方ないとしても、これも流れ的にはスムーズに聴ける滑らかハウス。ヴォーカルのラインもいい感じで沁みてきます
3.「Suspicious」
ダブ調に遠くで鳴るコーラス、リードは相変わらず和み調。ギターなドラミングなど、音の展開が実に巧み
4.「Foundation」
タイトル曲はハウスではないです。甘茶89年という感じで、ファンクでもソウルでもR&Bでもない、淡々と奏でられるフュージョン系の音に絡むヴォーカルが極み
5.「Satisfaction」
ハウスに戻り、同じ階調の音が続くなぁと思ってたらホーンが入ってきて、ご機嫌上向き。ピアノの音もポンポンと跳ねてて、心地よさ増し
6.「You Must Be The One」
ミックスがSteve "Silk" Hurley ってなってたんですが、ばりばり90年代のブラックミュージックのハウス化に貢献した方ですね。貫きバッチシ!無難に仕上がった感
7.「For You」
ちょっと安っちー感じもしますが、ヴォーカル交替でソウル風味増し。当時のソウルもこんな感じでハウス化(ダンクラ?)したものも多かったので、これは何気にいい感じ。テンプス的な雰囲気があります
8.「Close And Slow」
ソウルフルなバラード、延々ファルセットなのは4曲目にも近いかな。決して歌が上手いとは思わないんですが(爆)柔らかさに負けます、甘くてとろけちゃいむ
9.「One Kiss Will Make It Better (Edited Version)」4:54
エディットってことは、シングル済だったのかな?サルサテイストも感じる、これまでには無い感じのアレンジ。コーラスワークも良い感じ
10.「That's The Way Love Is (Deep House Mix / Extended Version)」6:45
特筆すべくはリミックスの出来栄えで、音がもう当時で2000年くらいを見てたんじゃないかなぁという点。多少テクノ入ってますが、ヴォーカルなんかも当時にしてはなかなか面白い処理になってるし
11.「Right Back To You (Extended Version)」9:08
1988年、Dance8位を記録。かなり丈は長め、DJ意識度高し。ただ、アルバムの中では多少劣るような感触もあるけど、淡々とハウスこなしてます
12.「Devotion (Extended Version)」6:48
1987年、Dance17位を記録。BPMは多少だけど速めな感じ。音の感触が多少異なるけど、それが何気に新鮮でした。曲の配置も良かったのかも
13.「That's The Way Love Is (Underground Mix / Extended Version)」8:11
ラストは大ヒットした1曲目の拡張ヴァージョン。独立した1曲としてでもアルバムエンディングとしてでも楽しめる嬉しい収録
何気にリミックスまで通しで良い感じだったのがポイント。彼らは90年以降も活躍しましたが、やはりこのアルバムは語り継ぐべし。今は廃盤みたいだけど、絶対にこういうのはリイシュー要対象。更に音が良くなれば、評価も高まるはず。僕としては、この当時のCDでも十分音を楽しめました。
Foundation
アーティスト:Ten City
販売元:Atlantic / Wea
発売日:1990-10-17
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