
1.「Show Me Love」
1st、R&B41位を記録。シングルカットはこれだけ。初っ端から大人しい、おとぎメルヘン的な可愛い曲に仕上がってます。カーティスが世への訴えから恋への訴求に変わったことが顕著になった出だし
2.「Just Want To Be With You」
前曲を継いだミディアムスローのラブソング。シカゴ臭さは薄まりつつも、彼のグルーヴ感はしっかり詰まってますね。いつも以上にファルセットごり推し
3.「When We're Alone」
午後のまどろみ、紅茶でもいかが?優雅で美しきのんびりティータイム。ニューソウルというよりは、完全に美のとろける世界観
4.「Never Say You Can't Survive」
タイトル曲。このファルセット延々さは、泣きのギターくらいに響きすぎます。甘茶ではないんだよね、これは70年代前半にもあった彼の訴えが色々な方位から伝わってきて、いやーー、これは名曲
5.「I'm Gonna Win Your Love」
歌唱法が、なんかアレサからインスパイアされた節もあり。ホーンは若干リードに乗っかり、アグレッシヴ度はアルバム中では高い方。裏でなるエレキギターなんかも音にハイパーさを与えてくれてます
6.「All Night Long」
ちょっぴり演歌調+シカゴ臭さがしっかり詰まったソウルの王道さがあって上々。ハスキーなファルセット、これは味でしょう
7.「When You Used To Be Mine」
アレサの「Hooked On Your Love」にも似たメロディ、展開もまさしく同じ。この展開にうっとり
8.「Sparkle」
そしたら、次いでアレサの1976年アルバムからのタイトルトラック。この流れは、カーティスも味をしめた感じなので賞ね。アルバムも大ヒットした上、未だにアレサ自身がこの曲を“自分の好きな曲ベスト3”あたりに挙げている程なので、やはり元のカーティスヴァージョンも必聴ってところでしょうか。アレンジはオリジナルよりも若干薄めだけど、カーティスならではのヴァージョンに仕上がってます。
70年代後半の作品は人気度がばらついてると思いますが、個人的にはスパークル効果で、なかなかトップ押ししたいところですが、どんなもんでしょうかね。そもそも、恋の歌に走り過ぎたカーティスに違和感を持てば、そりゃ70年代前半に戻りましょうか。まっ、たまに聴くと良いものでした。
※これまでカーティスを取り上げたことなかったと思ってたんですが、何枚かは取り上げてました。オリジナルアルバムは初ってことで…(汗)
<過去レビュー>
1988年『Live at Ronnie Scott's』
1990年『Superfly 1990』※Ice-T ft. Curtis Mayfield
ネヴァ・セイ・ユー・キャント・サヴァイヴ+1(紙ジャケット仕様)
アーティスト:カーティス・メイフィールド
ビクターエンタテインメント(2009-03-25)
おすすめ度:

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Never Say You Can't Survive
アーティスト:Curtis Mayfield
Charly(1994-09-01)
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