51qLJG5r9nL__SL160_41Zr-ITtZHL__SL160_メイヴィスは今なお輝きまくってるなぁって感じます、なにせ2000年代に入ってから(実際は2004年以降)すでに4枚のアルバムをリリース。70代になっても、前作と異なるアルバムの魅力を届けてくれているところに、ほんと関心。それも、普通だったらアルバムの曲数なんかも抑え気味になるんですが、彼女の場合は違います。いつも、たっぷりさまざまなタイプの曲を収録。R&B13位・そしてゴスペル出身というのもあり、本作ではGospel1位まで記録!!というか基本はゴスペル回帰な作品って位置づけみたいですね。

1.「Don't Knock
前作のブルージーさ、どろどろさは薄れ、しょっぱな軽快なカントリー&50年代オールドソウル風。軽やかな
コーラスとともに、跳ねるヴォーカルが良い感じ
2.「You Are Not Alone
タイトル曲。ねっとりと渋いソウル&ブルース。ロックファンにも注目されそうな、サウンドも惹き
3.「Downward Road
バウンシーなオールドソウル、ドスをきかせつつも、いつもよりクリアなヴォーカルなメイヴィスは、またもパワーアップしている印象
4.「In Christ There is No East or West
こういう音は最近少なかったな、ときめき午後のポップス。だけど、メイヴィスが歌うことで大人な魅力到来
5.「Creep Along Moses
総勢で歌いあげる爽快なナンバー。多少こもった印象あるけど、懐かしさが交錯する素敵な仕上がり
6.「Losing You
生ソウル、ねっとり歌い上げるスロウバラード。いまだに彼女の低音にゃ、Tina Turner だって勝てないよ(ティナは高音勝負な感ありだけど)。この獅子をも飲み込む低音は健在
7.「I Belong To the Band
クラップクラップ。ブルースが染みついているメイヴィスでも、やっぱりバックコーラスを従えりゃゴスペルスピリッツが復活
8.「Last Train
これはブルース要素ありつつも、ちょっとしたファンク的な粋な感じが溢れてます。歯切れ良いヴォーカルも、いまだにすごいな
9.「Only the Lord Knows
ここでの魅力は中域のヴォーカルが聴けることかな。延々低音だっただけに、気分転換と彼女の明るさもここで再確認
10.「Wrote a Song For Everyone
これは泣ける流れ。青春もう一度、さらりと歌ってしまえる彼女の気持ちよさあり
11.「We're Gonna Make It
軽快なブルースに焦がれていたい、任せていたいかんじです。男性ヴォーカルと良いドラマをさらッと表現
12.「Wonderful Savior
アカペラ、こんなオバチャンまじかっこいい。ブツクサ歌われつつも、かなり計算された声での巧みな2分。すごいぞ創作意欲
13.「Too Close/On My Way To Heaven
ラストは2曲メドレー、アルバムの総仕上げ。じっくり歌われるスコンと抜けた魅力、いいですね〜

アマゾンのレビュー読んでたら、2枚組アナログ盤だと45回転!さらに同内容のCD付きだってさ。すごいね、いまだいろいろな販売形態を考えてるなぁと。先日レコファンいったときには、アナログ盤が店頭に置いてあって「需要あるのかなぁ?」なんて勝手に考えてたら、やられたーーーーって感じです。あとは日本盤はジャケが異なるのかな?これはこれで魅力というか、いいね。

You Are Not AloneYou Are Not Alone
アーティスト:Mavis Staples
Anti(2010-09-15)
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ユー・アー・ノットアローンユー・アー・ノットアローン
アーティスト:メイヴィス・ステイプルズ
SMJ(2010-10-20)
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