41EQEF2E29L__SL160_今年はどんなクリスマスアルバムを買おうかなぁとあれこれ検索してた中で、評判が良くて、そんでもって試聴したらすこぶる気に入っちゃって買うに至った1枚。この1枚があったからこそ、今年もクリスマスレビューを継続しようとも思ったんですよ、ジェフリー・オズボーン氏。スタンダードにドツボでした。オリジナル2曲・スタンダード9曲の計11曲を収録、R&B86位を記録。1・4・6〜8曲目の計5曲はGeorge Duke プロデュース。

1.「Christmas Time Is Here
しっとりダンディさムンムン、ソフトにそしてウォームフルに。颯爽に聴かせてくれるスロウグルーヴ
2.「Just A Little Snow
ジェフリーのオリジナル作。楽しげにクリスマスアレンジ抜群に、子供の声だったり(オズボーン一家が結構参加)、ここでも柔らかさとエッジが効いた感覚に心ワクワク
3.「First Noel
アルバムにも随所かかわっているPaul Mirkovich プロデュース。低域も丁寧に優しく、低〜中域でのヴォーカルレンジで堂々と、そして膨らみのある全体感に酔えます
4.「Little Drummer Boy
楽しげに、だけど大人な雰囲気を前面に出した空間設計。温度も自然に上昇するかのよう、ウォームフル・ハートフル
5.「Christmas Song
スタンダードに、ジャジーに、なんといっても低域で絶えず引っ張るところがクールすぎ
6.「O Holy Night
神妙さよりも大人な旨み。最後も張り裂けることなく、しっとり中域で終了。物足りなさはなくて、雰囲気の良さに包まれます
7.「I'll Be Home For Christmas
息遣いに実力とスタンダードならではの味付け。益々雰囲気を飲みこんでいきます。かっちょいい連続
8.「Can't Wait For Christmas
オリジナル、アルバムでは核となる仕上がりで唯一の5分越え。後半、高域も聴かせてくれて最大のハイライト。ほんとかっちょいいスタンダード風
9.「Silent Night
温かみ、哀愁までアリ。流れ的に、8曲目あたりがラストだったらもっと締まりは良かったかも
10.「Angels We Have Heard On High
ラストはミディアムグルーヴ的にアレンジ。これは1曲目でも良いくらいに幕開け的。でも、このクロージングは、堂々たる風格そのもの

クリスマスに軽く歌を添えるというか、R&B好きにもスタンダードを普通に好きな人にも純粋に響きそうなアルバムです。中ジャケはまるで民族衣装のような格好をして、ちょっとぶっ飛びましたが、基本はこれでもかっていうくらいにスタンダード攻め。ほっこり、自然と流していたくなるアルバム。お勧めです。



Something Warm for Christmas
アーティスト:Jeffrey Osborne
Platinum Ent.(1997-11-04)
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Something Warm for Christmas
アーティスト:Jeffrey Osborne
Modern Records(1999-12-14)
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Something Warm for Christmas
アーティスト:Jeffrey Osborne
Koch Records(2002-10-08)
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