516A7B9a3IL__SL160_来月、Michael Jackson の死後初となるニューアルバム(切ない形容詞だけど)がリリースされますが、この作品はブラックミュージックにおいて正しく素晴らしきアイコン、マーヴィン1984年の死後から初リリースとなったニューアルバム第1弾。恐らくマイコーのそれと比べれば、統一性は保たれていると思いますが、そうは言っても死後1年経ってリリースされた作品ともなると、商業的な流れを感じてしまうのも仕方ない猜疑心。マーヴィンがやりたかったことがしっかり遺作として詰まっていればいいんだけど、8曲のみの収録。どうなんでしょうね。邦題『永遠の旅立ち』、R&B8位・POP41位を記録。全編マーヴィンによるセルフプロデュースとはなっています…。

1.「Sanctified Lady
1stシングル、R&B2位・POP101位を記録。邦題「聖女」、Gordon Banks との共作。このアレンジ、どうもチャラチャラしてて、ポップソウルとしてはいいんだけど、浮き気味かなぁ。一応話題で売れたって感じな気がしてならないけど
2.「Savage In The Sack
うねるシンセと緩さが、悪くないかなぁと。ただ、ちょっと地味にじらされた感覚なんだよなぁ
3.「Masochistic Beauty
最新の音と絡ませようとすると、ちょっとここまでデジタル気味になるのかなぁと、少々疑問に。Curtis Mayfield なんかも脱ニューソウルとなったとき、インディ系チーパー音になった気がしたけど、まさしくそんな感じ
4.「It's Madness
2ndシングル、R&B55位を記録。ストリングスが華麗に響き、70年代初期の音を感じさせるアレンジ、こういうのをファンは待っていたのでは。ヴォーカルはより落ち着きを増し、しなやかに歌われている印象。ここにはけだるさも、緩さも感じず、美しい世界観を単純に味わえます
5.「Ain't It Funny (How Things Turn Around)
2曲目のような延々コーラス調なふわふわダブ系。でも、幾分ニューソウル的な匂いもして、こっちのほうが味があるなぁ。ただ、これといった盛り上がりはないけど
6.「Symphony
邦題「愛のシンフォニー」。ちょっとリズムの取り方が強すぎるけど、ミディアムスロウ調の美世界。少々強めに発するリリックなんかは、昔からのファンは嬉しくなっちゃうかも
7.「Life's Opera
優しく切ないバラード調。懐かしさあり、ポップさもあったり。ストリングスが入ると、やっぱり彼の味が引き立つなぁ
8.「Dream Of A Lifetime
タイトル曲。ラストに力強く、それもタイトル通り夢見心地でしっとり終了

なんかメモリアル盤として期待させつつも、どうにも自分の中で盛り上がらずアルバムがあっという間に終わってしまった印象です。やっぱ全盛期がソウル界においても凄すぎたからかなぁ。とりあえず、マーヴィン中級者以上が触れて何とか感想を持てるっていう程度だと思いました。まずは、全盛期を全然取り上げてなかったので、徐々に取り上げていこうっとー。。

<過去レビュー>
1964年『Together (with Mary Wells)』
1966年『Moods of Marvin Gaye
1970年『That's The Way Love Is
1973年『Diana & Marvin (with Diana Ross)』
1994年『Mercy Mercy Me (Remixes)
1995年『Inner City Blues - The Music of Marvin Gaye (V.A.)』

永遠の旅立ち
アーティスト:マーヴィン・ゲイ
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Dream of a Lifetime
アーティスト:Marvin Gaye
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Dream of a Lifetime
アーティスト:Marvin Gaye
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