エタ・ジェイムスの2ndアルバム。同年にデビュー作『At Last!』をリリースしていて、それはR&Bヒットシングルをたんまり詰め込んでたってのもあって、知名度はもちろん高いけど、本作もポップス・ジャズ寄りながら、素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれています。1. Don't Cry Baby
3rdシングル、R&B6位・POP39位を記録。各種ジャズシンガーに歌われる名曲。音に任せる部分も多いけど「アー」「ウー」という何気ない伸びやかなヴォーカルにも色気なんかがあって、かっこよくて、パンチ食らっておりやす
2. Fool That I Am
2ndシングル、R&B14位・POP50位を記録。音が割れんばかりの迫力あるヴォーカル、久々にエタの初期音源聴いたらぶっ飛びました(やはり最近の声は焼けてましたからね・・)。ストリングスの美しさなんて、なんのその
3. One For My Baby
ジャズ度100%、ピアノ、ストリングス…彼女が単に音を発しただけでビツクリするような説得力のある世界。
4. In My Diary
ヴォーカルの強弱、抑揚が素晴らしい!歌心っていうのかな、それがほんとずば抜けているのが初期の音源こそ分かります
5. Seven Day Fool
4thシングル、POP95位を記録。完全にシェイクなスタイル。エタが一言放っただけで白人には無い豪快さはあるんだけど、それ以外はもうポップすぎてクラクラ
6. It's Too Soon To Know
5thシングル、POP54位を記録。Deborah Chessler カヴァー。ゆったりご機嫌クラシカル。聴き手も彼女の芯あるヴォーカルに酔うのみでしょうか
ホーンとのヴォーカルの掛け合いに泥臭さがあって、エタの獅子のような化け物性もあって、だけどちょっぴりシックな歌われ方もして、やっぱりポップス止まりになってもうてると解釈
7. Dream
1stシングル、POP55位を記録。ご機嫌に、そして元気に爽快になれちゃいそうな健康ソング。これ聴いて負の世界には一切ならないでしょうに
8. I'll Dry My Tears
ときめこポップな流れにあっても、ドスと荒れが効いたヴォーカル爆発。うながれるコーラスなんて全然効果成しておおらず、エタのパンチこそが味
9. Plum Nuts
「At Last」のような流れのサウンドに、まどろみを与えるヴォーカルは新鮮。ツンと輝く高音は聴きどころ、この時代ならでは。ストリングス以上の映え
10. Don't Get Around Much Anymore
勇ましい喉、時折魅せる麗しい伸びもしっかり混ざり、ただのパンチでなく、表現力に長けたことも示す流石の譲らない技巧驚嘆
エタの初期は、ほんと他の女性シンガーと一線を画す状態だったことを改めて痛感。音楽性が異なった70年代以降を比較すると、やはりソウルに根ざしてた60年代は言うこと無し。再評価したい作品の一つだと思います。
Second Time Aroundアーティスト:Etta James
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