611EPYKw19L__SL160_ビル・ウィザーズ3作目、R&B7位・POP67位を記録。2ndが爆発ヒットしたけど、本作は少々振るわなかったせいか、Sussex での作品はこれにて終了、あっけらかん。個人的には、確かにその2ndからの「Lean On Me」「Use Me」だったり、1977年「Lovely Day」などが好きで、特に1973年のライヴアルバム『Live at Carnegie Hall』はすこぶる好きだったりします。でも、この作品ってジャケしか見たことないなぁと思ってたら、2010年にようやくCD化されたそうで…なるほど。ボートラ積みまくりのリイシューのようですが、オリジナル10曲のみをレビューってことで〜。

1.「You
2ndシングル、R&B15位を記録。ギターがちょいテケテケの緩いグルーヴ。ニューソウルを存分に取り入れつつ、ボサ的進行。これならR&Bファンにもいい感じだね。唸るヴォーカルはキュンします。平坦なつくりだけど、シンセもなかなかくねっていて悪くないな
2.「The Same Love That Made Me Laugh
1stシングル、R&B10位・POP50位を記録。シリアステイストのストリングス、緩くも突っぱねるようなヴォーカル、淡々としてるけど、オルガンの音が柔らかくて爽快にしてくれているよう
3.「Stories
UKロックアーティストのバラードって感じかな。イントロ1分ピアノ、そしてそれを伴奏にゆったり歌われる広がりあるヴォーカル。Elton John チックだなぁという印象
4.「Green Grass
愉快な音の切り方、それでもクールにヴォーカルを飛ばすビルはなかなか勇ましい。さっくり終了する感あるかな、淡々とした進行が続きます
5.「Ruby Lee
ブラックムーヴィーテイスト、コンガ・パーカッション系のたらりとした音が優しさを与えつつも、男気あるヴォーカルを繰り返すビルのヴォーカルはかっちょいいんだけど、このユラリぶら下がりな音感覚にはまれば中毒だが…
6.「Heartbreak Road
3rdシングル、R&B13位・POP89位を記録。オルガンの跳ね、ビルのヴォーカルのキレ、ストリングスの絶妙な入り。悪くないけど、R&Bテイストって感じはしないな。ニューソウルのひねくれって感じ
7.「Can We Pretend
Jose Feliciano がギター参加。お洒落ジャズ、トロピカーナな涼しげ夏のビーチで聴きたい爽やかさ。ビルらしいダブ系ヴォーカルもあるけど、これはちょっと一ひねりした遊び曲っぽい
8.「Liza
大人しストーリーテラーというか、ゴスペル的なオルガンあっても、ヴォーカルのほぼ無い切ない展開なので、ちょっと夢見心地系ってな印象強し
9.「Make a Smile for Me
素敵な伴奏の中を、柔らかく歌う王道ビル。ストリングスもそれに合わせたかのように旋律。前曲との流れがナイス
10.「Railroad Man
ラストはワウギターに、しゃがれヴォーカルに、ご機嫌パーカッション。全体的に音は厚くはないけど、なかなか試されたニューモダンソウル

ビルって、もうちょっとカントリーじみてると思ってたんだけど(今までの勝手な印象)、ニューソウル期を勇ましく駆け抜けてたんだなぁと感心。ちょっと実験しすぎで、Stevie Wonder なんかと比べたら大敗ってな感じだけど、ヴォーカルに合わせてもっと音に迫りくるものがあったら存在感は増したのかも。ヴォーカルも飛ばしすぎてないのが逆に勿体ないかなぁと思ったり。それでも良い発見多数ありました。



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アーティスト:Bill Withers
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