31ZAFNVV2NL__SL160_アイザック・ヘイズの7作目、R&B1位(5作目)・POP18位を記録。以降のアイザックはチャート的にも振るわなくなっていくので、全盛期はここまで。これまでのアルバムより完全無欠の渋さだけど(アルバム名はキラキラしてそうだけど)、ジャケ同様黒く淀んだ感じが、ディープっす。

1.「That Loving Feeling
最初の一音でノックダウンですったら。相変わらずの低音、エロさよりも渋みが強いかな。何気にしっかりした構成で地味だけど掴まれました
2.「Body Language
地味に緩い低域ヴォーカルを聴かせてるけど、ホーンや薄らコーラスなんかで不思議と窮屈な世界観を脱して、面白い展開。聴けば聴くほど深み増し
3.「Chocolate Chips (Vocal)
タイトル曲・1stシングル、R&B13位・POP92位を記録。前2曲の印象をひっくり返す、今でいうオートチューン的(ノイズ抜き過ぎた感じ?)しゃかりきヴォーカル。低音ヴォーカルは変わらないけど、ファンキー大将アゲアゲ。このアルバムの2つの要素をここで知れて、満足度上昇
4.「Chocolate Chips (Instrumental)
彼のお得意長尺的にするためか、インストを普通に入れ込んできたテクにぶっ飛び。曲自体も悪くないね、むしろヴォーカル抜きにしたことでファンク度が鮮明になるなぁと。面白い流れでした
5.「I Want To Make Love To You So Bad
B面スタート。CDで聴くと余計に、繋がりが楽しめます。ヴォーカルのテンションは若干下がるけど、ギターとドラムの調子が炸裂
6.「Come Live With Me
2ndシングル、R&B20位を記録。もちろん低域ながら、癖少なく美しく歌われるバラード。めっこりマッコリ、とろけチャイナのポップ気味バラード
7.「I Can't Turn Around
緩くポップファンク。ちょろっと聴けるファルセットなんて、なんかたまらなくクール。王道にホーンを聴かせて進行する平和ずんどこポップ節

これぞ長尺って曲は無かったけど、ハイライトはやっぱり3〜4曲目。それ以外ンも、6分半の曲が7曲中3曲など、巧みに1曲1曲に込めるねっとり感はさすが。渋いヴォーカルを上手く敷き詰めた曲、これぞ彼ならではって展開で、どれも楽しめるのでは。彼の他のアルバムをしっかり聴いているわけじゃないけど、他の時期なんかも徐々にチェックしていきたいと思う次第です。

<過去レビュー>
1976年 Juicy Fruit (Disco Ferak)
1979年 Royal Rappin' with Millie Jackson
2003年 At Wattstax



Chocolate Chip
アーティスト:Isaac Hayes
Stax(1999-01-25)
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Chocolate ChipChocolate Chip
アーティスト:Isaac Hayes
Fantasy/Stax(1998-12-10)
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Chocolate Chip
アーティスト:Isaac Hayes
Universal Japan(2008-11-26)
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Chocolate ChipChocolate Chip
アーティスト:Isaac Hayes
Stax(2002-03-05)
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チョコレート・チップチョコレート・チップ
アーティスト:アイザック・ヘイズ
ユニバーサル ミュージック クラシック(2007-06-27)
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チョコレート・チップ(紙ジャケット仕様)
アーティスト:アイザック・ヘイズ
ユニバーサル ミュージック クラシック(2008-11-26)
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