51zszENArNL__SL160_マーシャ・アンブロージアス、既にミドサー。だけど、これがデビューアルバムらしいです。いきなりR&B1位・POP2位を記録し、なんだ、この快進撃は!と思っていたら、ラストにMichael Jackson のカヴァーが収録されているじゃないですか。ただ、よくよくクレジットを見てみると、このマーシャ自身がソングライティング。なんとも!

でも、なんでそんな活躍をしながらも、と思ったらFloetry で活躍されていた方なんですね。ただ、(ジャケは知ってたけど)フロートリーは僕自身チェックしてなかったっていうのもあるし、今活躍してるんだかよくワカランって感じだったので(2002〜2005年の活躍だったみたい)、ほぼマーシャ初体感です。

1.「Anticipation (Intro)
ソフトでいて鼻にかかりつつ、それでいてネオソウルぽくてR&B要素も詰まってるヴォーカル。なんか、ピアノに張り付くヴォーカルイントロ1分半、かなり気になる…
2.「With You
J Records というのもあるかもしれませんが、Alicia Keys ソングライティング参加ってのは相当な話題性。ピアノはかなり薄口に、それでアリシア節のような途切れ途切れの刻むヴォーカル。上品なんだけど、どこか懐かしさだったり、不思議な空間に包まれてしまう感覚
3.「Late Nights & Early Mornings
タイトル曲。ヴォーカルの区切りはやはり個性、高音ファルセットのキュンと詰まる官能さもぐっと来るメロウなバラード。音の要素は簡素に聴こえつつ、上質さも溢れてたり
4.「Hope She Cheats On You (with a Basketball Player)
1stシングル、R&B22位・POP88位を記録。早口リリックは少々癖あり、それでもサビに近づけば聴きやすいヴォーカル。インディ系のシンセと、セルフ多重コーラスで重厚感増すラップ系
5.「Far Away
2ndシングル、R&B8位・POP84位を記録。途中は、ツンとしたヴォーカルと思いつつも、後半の透き通るヴォーカルには新鮮さ発見
6.「Lose Myself
2007年OST『Surf's Up』に収録されていたLauryn Hill カヴァー。最初はヴォーカルの揺れが気になりはしたけど、ミディアムビートの中を攻撃的に官能的なヴォーカルを溢れさせる様にはかなり惹かれました。ヴォーカルは、やはりヒップホップのほうが得意そうなんだよな
7.「Your Hands
Dre & Vidal プロデュース、ジャズ度なのか、それとも幻想的な空間なのか、相当シックな仕上がりで洒落てます
8.「I Want You To Stay
ポップソウル的で、それでいて自分のさらけ出しには好印象。マイコーのファルセットを相当意識してるのか、途中マイコーにしか聴こえなくなってくるパーツも多くて別の意味でも惹き
9.「Sour Times
Portishead カヴァー。オリエンタル風に、そして原曲を大事にしてスクラッチなど、不思議な融合
10.「Tears
声の発し方が平坦ながら、その熱意に気持ちが掻っ攫われてしまいそう。なんか、Monica 演歌節にも似た古風な部分も装備
11.「Chasing Clouds
コーラスが生きてるのがいいね、彼女のリードに任さず彼女の複合技ってのは相当力量増し。リズム的にも明るさカンバック
12.「Break Up Song
実質、これがアルバムをしめくくる感じかな。しっとりバラード。それでもツンとしたヴォーカルを活かし、訴求力は抜群
13.「Butterflies
2001年のマイケルの実質ラストオリジナル作品からの2nd、R&B2位・POP14位を記録した名曲。スムースな曲調とは一転、ここでの作者セルフカヴァーでは、Eve のリミックスを更にポップにさせた感あり。マイコーのヴォーカルと似てるってのもあって、マイコーのインスパイアが想像できるようで楽しくなりました

全体的にレベルが高いアルバムだなぁと思って、直ぐに消化するのは難しいなぁと思いました。癖なんかを最初は拾ってしまったけど、彼女のグルーヴ感ってのは、まだまだ多様に広がりそう。ライヴなどの声の鳴らし方なんかも、さすがデビュー15年だけありました。実力あるなぁ、なのに新しさもたっぷり。

  

Late Nights and Early Mornings
アーティスト:Marsha Ambrosius
J-Records(2011-03-04)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

レイト・ナイツ&アーリー・モーニングス
アーティスト:マーシャ・アンブロシアス
SMJ(2011-03-16)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る