2年半振りの2nd、前作同様R&B2位・POP2位を記録。前作からの、何よりの事件は家族・親族が殺人事件に巻き込まれてしまったこと。相当酷い事件からの復帰について、状況を見守るしかなかったと思いますが、その後結構早いスパンでカンバック!スーパーボウルという大舞台・大観衆を前に、国家斉唱を歌い上げ喝采を浴びたのは記憶に新しいところ。それに続いて、今度は30キロ以上のダイエットに成功したこと。これは心労は別とされ、私生活がうまくいっての痩せ方とて、ファンとしては安心しておきたいですかね。あとは、Aretha Franklin 最新グラミー賞でのトリビュートだったり、そのアレサの伝記映画における最新の主演というアナウンスもされている程。今後の活躍はもちろん期待に値。そして、本作…前作以上に敏腕プロデューサーをそろえてきました!!クレジットを見るだけでも、かなりのワクワク度。
1.「No One Gonna Love You」
ここ10年くらい旬の女性シンガーを中心に担当してきたRich Harrison 作・プロデュース。ヒップホップ的なリズム半分、抑揚あるヴォーカルで上手くタンを切るように歌われるR&B的なリズム半分。前作同様なオープニング感
2.「I Got This」
Stargate プロデュース。早口リリックはもしや苦手?前曲にも感じたけど、R&Bというよりもヒップホップ的にはなるのは個性。伸びやかなヴォーカル、高音激しく歌われるとジェニファーの凄みは際立つなぁ。壮大なセルフコーラスも迫力堂々
3.「Where You At」
1stシングル、R&B10位・POP64位を記録。R.Kelly作!ブラック系シンガーの数々の作品を手掛けてきたRich Harrison プロデュース。じわじわと聴かせる、ねっとりドスコイ系R&B。ヴォーカルは凄みを増していくんだけど、シングルにはしては少々ポップ性欠如
4.「Angel」
Alicia Keys 作・Swizz Beatz プロデュース。鼓笛隊的にタンタカターンな進行。声を重ねまくった荒技で進行する新境地。生音的でもあり、どことなく途方にくれてしまうような深みある展開
5.「I Remember Me」
Ryan Tedder 作・プロデュース、ジェニファー自身も曲制作に参加したタイトル曲。王道にミドルテンポで、ジェニファーのヴォーカルが聴きやすい「Spotlight」的進行。シンセやピアノ、今の音に哀愁が加わり、ドラマ性は十分。説得力ある後半のアドリブヴォーカルも流石
6.「Gone」
前線な音に乗せまくってて、もちろんジェニファーのヴォーカルはうまくはまってはいるんだけど、古風な良い部分が消されてしまっているなぁと。彼女の迫力は、ここではロックテイストに感じてしまったなぁ
7.「Everybody Needs Love」
4曲目に続き、アリシア・スウィッツ夫婦が、四つ打ち生音系ダンスサウンドで勝負。やや急ぎ気味な進行で、世話しない印象もあるけど。。
8.「Why Is It So Hard」
Chuck Harmony, Ne-Yo プロデュース。美メロが活きてて、サウンドが落ち着いてて爽やか。ピアノのエッセンスもたまらんね。ジェニファー叫ばないし、それがまた良かったな
9.「Don't Look Down」
Alicia Keys & Salaam Remi プロデュース、7曲目に続きハウス調。ただし緩いBPM。アリシア担当曲の中では一番癖のない仕上り
10.「Still Here」
Diane Warren 作なんで期待はしてたけど、イマイチ盛り上がりが足りなかったような…聴きどころある無難なバラードではありますが
11.「Feeling Good」
1965年Anthony Newley & Leslie Bricusse 作、"The Smell of the Crowd"
で使用されました。Nina Simone ヴァージョンが有名どこ。独特な展開を見せるアメリカンスタンダード、こういうさっくりした2分ちょっとの展開は聴いてて気持ち良いな
12.「Believe」
Ronnie Dunn, Craig Wiseman 作、ラストはしっとりゴスペル的バラード。最後は好印象に王道的
全体的に、これだけのプロデューサーが集まっても、変に遠慮なんかも見えて、バランス感がちょっと微妙だったかな。曲粒ごとには悪くないです。ただ、R&Bだけに特化しちゃうと、ジェニファーは、時代に流されそうな予感があります。11・12曲目のような、彼女ならではの展開。あるいは、アリシア従えても曲の印象が揺るがない7曲目あたりは極みでした。たぶん、期待が高く思われそうなシンガーだけあって、聴いてみての好き嫌いは結構分かれそうだなぁと思いました。難しいね、せっかくの実力シンガーなんに。今後聴き続ければ、もっと流れの中で別の感想も生まれると思いますが、一旦第一印象はこんな感じでした。
<過去レビュー>
2007年 Dreamgirls (Movie) V.A.
2008年 Jennifer Hudson
I Remember Meアーティスト:Jennifer Hudson
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アイ・リメンバー・ミーアーティスト:ジェニファー・ハドソン
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アイ・リメンバー・ミー(初回限定盤)(DVD付)アーティスト:ジェニファー・ハドソン
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これだけのヴォーカル力があるんだから、変に現行のR&Bにすりよる必要ないのに、なんて思いました。
もっとよく聞きこんだら違った感想が出てくるかもしれないけど…。