laughingアレサの4thアルバムより、完全盤ボックス収録のボートラを紹介。実際、このアルバムのボートラで気づくのは、『Soul Sister』が改めて編集盤だったということ。実際に2008年のリイシューCDでは『Soul Sister』『Take It Like you Give It』が2in1 でCD化されてましたが、これらは当時の編集盤の流れを改めてCDで、ってコンセプトになってしまうわけですよね。だから、今回取り上げる『Laughing On The Outside』の流れの中で、13曲目のような曲を聴けるのは改めて感慨深いものがあります。

<Bonus Track>
13.「Ol' Man River」4:01
1965年『Soul Sister』収録。実際、アルバム録音が行われた3連日のうち、初日の1963年6月12日レコーディング作品。ヴォーカルの表現力が凄まじく、即興ジャズ風でかっちょいい仕上り

<Mono Mixes>
14.「You've Got Her」2:40
ここからの3曲は1963年4月13日にレコーディングされた7インチシングル用作品。前回レコーディングに正式に参加していたのは、実は1962年5月なので、かなりスタジオ離れしていたアレサ…もしかしたら出産とかがあったのかも。モノラル音源はいずれも今回が初CD化だと思います。途中の爆発高音なんて、ちょっとギクリってくるくらいに驚異。「Say It isn't So」B面曲。シングルのみの作品なので、初CD化なんじゃないかな
15.「Here's Where I Came In (Here's Where I Walk Out)」2:53
14曲目のシングルB面、こちらもレア曲の1種。初CD化と思われます。しっとり雰囲気作り、前曲と打って変わって、切なくしなやか
16.「Say It Isn't So」3:08
Laughing On The Outside』からの1stシングル、チャート圏外。モノは初CD化と思うけど、なんかマイクエコーが強いようで、それなのにカラッとしているヴォーカルは不思議。ゆったりマジック、力強いヴォーカル部でさえただただ睡眠の材料になりそう

本アルバムからのボートラは4曲だったので、他ディスクに比べるとちょっと少なめに感じてしまうかな。それでもコロンビア期でさえ、全然嬉しいボートラ付きCDなんて無かったわけなので、これはじっくり聴いて味わいたいところ。やっぱオリジナルに特化するには、当時の流れっしょ、流れ。これが一番嬉しくなる選曲、ボートラでした。

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アーティスト:Aretha Franklin
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