
1.「This Could Be The Start Of Something」
オープニングは1分半程のアップテンポナンバー、軽快に初々しいヴォーカル・そして勢いある艶が広がります
2.「Once In A Lifetime」
ブロードウェイ"Stop The World - I Want to Get Off"より、急転ゆったりナイトクラブに持ってこい仕様。その中に更なる緩やかさ、吹き抜ける感覚があったりと表現力見事
3.「Misty」
なんとも膨らみのあるヴォーカル、スロウに高音が煌めき、酒が上質に進む進む。素敵な抑揚
4.「More」
映画"Mondo Cane"より、演奏陣も楽しげにポップに音を弾きます。さくっとテンポ良く2分弱
5.「There Is No Greater Love」
静かなタイプの曲では、本当のナイトクラブにいるかのようなグラス音だったり、アドリブ的楽器音だったり、その細かさはClyde Otis の手腕でしょうね
6.「Muddy Water」
ジャズ名曲、ピアノ伴奏に歌うアレサの流れるようなヴォーカルは、そろそろアトランティック期が見えてくるような芯と精神の強さを。もっともっと張り上げちゃってほしい、そんなんだったらもう完全に脱コロンビア。この時期も悪くないんだけど、ほんとその境目
7.「If I Had A Hammer」
B面スタート、刻みながら中域でソフトに歌うアレサ。低域ヴォーカルの後半、アレサのセクシー度が上がるようで聴きどころ。ラストは粋なヴォーカル切り
8.「Impossible」
低粋でまどろみ、大人な夜・これぞ紳士やセレブを酔わす空間。腕を組み、まるでクラシックライヴのように浸っていたいなぁと
9.「Today I Love Ev’rybody」
アルバムの中でも際立って神妙、ピアノと緊張感をもった展開で伝うスロウスロウ
10.「Without The One You Love」
1962年既発のアレサ&Ted White 共作のセルフカヴァー、疑似ライヴ的に音を乗せただけでなく歌い直してます。スタンダード感は強いままに、元気さよりも哀愁がかったヴォーカルにこそ味あり
11.「Trouble In Mind」
1962年既発のセルフカヴァー続き、ジャズ度が上がりつつも、20代前半のままのカヴァーに大きなヴォーカルの変化はないかな
12.「Love For Sale」
ラストは、アルバムタイトルにあるようなカルテット具合が色濃く出たハッピー展開。テンポも一気にあがって、爽快にアルバムはエンディング
さっくり36分、絶妙な展開でした。1日でレコーディングしきった割には音もヴォーカルも手抜き感はなし。実際、レコーディングした順ではなく、あくまでも考えられた展開で曲を構成しているのは好印象。実際には、この日に更に+3曲歌ってるんですよね…。それは、後日紹介しましょうかね、本作品からのボートラ関連を、実に計15曲を〜!

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