ウイリアム王子の結婚パレードを見て、ダイアナ元妃が亡くなってからもう14年かぁとじみじみ。当時、音楽にのめりこみ始めていた中、多数アーティストが急遽トリビュートに相応しい曲を寄せ集め、全36曲ものボリュームでリリースされた本作は、日本でも大ヒットしました。注目すべくは13曲の未発表曲・未発表ヴァージョンなる曲が収録されていること。ただ、輸入盤を購入していたため、曲単位の情報がちょっと分からず(どれが初版となっているのか)…。ただし、パブリッシュ的に1997年リリースの曲を列挙し(+マライアのライヴヴァージョン)、そこからPuff Daddy, Spice Girls の曲をカウントしなかったところ、なんとも13曲になったので(主観なので間違ってたらスミマセン)、おそらくこの13曲がアンリリースド扱いだと思いますが、何かあれば指摘ください―。<Disc.1>
1.「Who Wants to Live Forever」Queen
2.「You Have Been Loved」George Michael
3.「Angel」Annie Lennox
教会をイメージさせる神妙な空間、芯あるアニーのヴォーカルで、丁寧に清らかに包み込むように歌いあげていて何とも美しいこと
4.「Make Me a Channel of Your Peace」Sinead O'Connor
前曲との流れは、不思議としっくり。柔らかく、スロウに優しく、まとわりつくヴォーカル、平穏な気持ちにさせられます
5.「Miss Sarajevo」Passengers / Luciano Pavarotti
6.「Shakespeare's Sonnet No. 18」Bryan Ferry
3分弱、捧げるために歌う。ストリングス、ピアノが美しくヴォーカルを引き立てて実に味わい深いです
7.「Little Willow」Paul McCartney
アコースティックに、ほぼファルセットで包み込むサビには、独特のトリビュート力があるなぁと感銘
8.「Tears in Heaven」Eric Clapton
9.「Everybody Hurts」R.E.M.
10.「Streets of Philadelphia」Bruce Springsteen
11.「Don't Dream It's Over」Neil Finn
Crowded House 時の名曲をセルフカヴァー、サビの"Hey Now Hey Now"のフレーズは聴けば思いだす人も多いかも。ここではロック度ではなくカントリーバラード風、しっとりと聴き入ってしまいます
12.「Hymn to Her」The Pretenders
13.「Love Minus Zero/No Limit」Rod Stewart
切なくて暖かくて、美しく見送るかのような雰囲気。ロッドの中域を辿るヴォーカルも上質
14.「In the Sun」Peter Gabriel
未発表曲の中でも、比較的音は遊んでるなぁと。ドラムンベース風、何か自然に訴えかけるようでソウルな音感もあって、異色と言える7分弱
15.「Watermark」Enya
16.「Evergreen (Love Theme from A Star Is Born)」Barbra Streisand
17.「Every Nation」Red Hot R+B All Stars
R&B好きにはたまらないトリビュートソング!R. Kelly 作・プロデュース、Mary J. Blige, Lauryn Hill, Gerald Levert, Monica, Toni Rich & SWV with 112, Case, Faith Evans, Dru Hill, Montel Jordan, Curtis Mayfield, Mona Lsa, Monifah, Total, Zhane という見事に90年代後半を彩るアーティストが集ってます(カーティスの参加にはビックリなんだけど…)。お馴染みの歌い繋ぐR&Bバラードなんだけど、ただただ豪華さに参ります。パーソナルに突出するような高音なんかはそこまで飛び出てないので、少々地味に感じるかもしれないけど、それでもケリー節炸裂と言えますね
18.「I'll Fly Away」Aretha Franklin
個人的には、アレサがイギリスの女王のために急遽レコーディングした曲を捧げたってことが感慨深くて、その新曲についてもゴスペル度が高く、何回もリピートしていたのを思い出します。出だし1分超は演奏無しにアカペラ、そしてダイアナへのトリビュートを語り、その後は高らかな素敵な王道ゴスペルへと流れていきます。元は80年も前から歌い継がれてきた名曲のカヴァー、アレサは昨年の病気療養中にもAlbertina Walker の葬儀に参加し、この曲を捧げています(YouTubeでも見れます)
<Disc.2>
1.「I'll Be Missing You」Puff Daddy
2.「Because You Loved Me」Celine Dion
3.「Gone Too Soon」Michael Jackson
4.「You Were Loved」Whitney Houston
5.「You Gotta Be」Des'ree
6.「Hero (live)」Mariah Carey
1995年10月NY公演より提供。当時、この曲のライヴヴァージョンが提供された時は太っ腹と思いましたったら。リップシンク?と思えるくらいにホント、この時の歌は抜群!聴いてて安心感、そして強さを与えてくれます
7.「Prayer for the Dying」Seal
8.「Missing You」Diana Ross
9.「Wish You Were Here」Bee Gees
10.「How Could an Angel Break My Heart」Kenny G / Toni Braxton
11.「Love Is a Beautiful Thing」Tina Turner
Seth Swirsky 作、Al Green カヴァーってのが、どうにも嬉しくなります。前年の国内盤にはボートラとして収録されていたので、これが未発表扱いなのかは分からないのです…それでも、ビートもサウンドも壮大に歌い上げるティナやコーラスの立ち回りもカッチョイイに尽きます
12.「All That Matters」Cliff Richard
教会的な音の包容力に、凛として清涼感あるヴォーカル。多重コーラスなんて自然と音圧あって惹きこまれます
13.「Mama」Spice Girls
14.「Don't Wanna Lose You」Gloria Estefan
15.「Stars」Simply Red
16.「Ave Maria」Michael Bolton / Placido Domingo
17.「Pavane」Lesley Garrett
18.「I Am in Love with the World」Chicken Shed
ストリングスを敷き詰めつつ、ミディアムテイストのロックバラード。明るさを取り戻し、トリビュートの流れの中でも前へ進む勇気を与えてくれるような吹き抜ける感覚が気持ち良いです
レビューしていないところだと、トニ・ブラのケニーGをフィーチャーしたヴァージョン、あとは1曲目のクイーンの神妙な始まりも何か身震いするような気持ちになるのが懐かしかったです。既発からの提供曲も、実にダイアナトリビュートに相応しい曲が並びます―マイケル、セリーヌ、ホイットニー、パヴァロッティ、ドミンゴ…トリビュートコンピの中でも間違いなく重要な作品です。
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