61F11ROr+PL__SL160_クリス・ブラウンの1年3ヶ月ぶりとなる4作目、R&B・POP1位を記録したのは彼にとって本作が初めて。リアーナとの問題後手後手で、イメージダウンは避けられなかったものの、プロモシングルを多数先行リリースし、アルバム発売2ヶ月経った現時点では既にシングルカットされた曲はアルバム13曲中7曲。レコード会社も、クリスという素材を今後に活かすために、かなり気合い入った手法をとっているようです。その一方で、僕としてはこのミックステープのような微妙な色合いのジャケには懸念してましたが、そんなの関係なかったようです。確かに、今の時代にフィットするR&B・Danceが程良く散りばめられたノリの良いアルバムになっていました。

1.「Deuces (ft. Tyga & Kevin McCall)」
1stシングル、R&B1位・POP14位を記録。アルバム発売8ヶ月前には既にリリースされていた曲で、Drake, T.I., Kanye West, Fabolous, Rick Ross, Andre 3000 など数多くのラッパーの様々な組み合わせでのヴァージョン有り。ここでは、それらのラッパーではない新たな顔ぶれを迎えたニューミックス。独特の緩さに、高鳴る弦的な音が軽快に進行するストリート寄り。サビのループも納得のヒット性
2.「Up 2 You
The Underdogs プロデュース、初っ端からスロウジャムの続きます。オートチューン混じりながら、しっとり聴かせるヴォーカルは味も出てきたなぁと感心。男磨き、ヴォーカリスト磨き、真摯に心機一転って感じかな
3.「No Bullshit
プロモシングル、R&B3位・POP62位を記録。スロウジャムまんま、ちょっと速めリリックながら、キュンと哀愁なヴォーカルは聴きどころ。ジャケと裏腹にバラード攻めR&B原点
4.「Look at Me Now (ft. Busta Rhymes & Lil Wayne)」
3rdシングル、R&B1位・POP6位を記録。クリスの高速ラップ気持ち良いな、そこに負けじとバスタもリルも登場。チャカポカと、ただただ驚異のおもろラップ展開。これは聴けば聴くほど、いろんな感想生まれるちょいスペイシー
5.「She Ain't You
5thシングル、R&B8位・POP55位を記録。Michael Jackson「Human Nature」まんまサンプリング、もうそれだけに耳奪われますが、あとは淡々と余裕ポップで歌い継ぐクリス。彼のバックグランド此処に有り
6.「Say It With Me
まだまだこういう勢いのある攻撃R&Bを仕掛けてくるのは惹き。バラード攻めの前半の流れも食い入るけど、クリスはまだまだファイティングのほうがいいね。それでも今の音を十分に使用したがため、時代の音とだけで流れる恐れはあるかな
7.「Yeah 3x
2ndシングル、POP15位・Dance30位を記録。もっと売れても良いんだけどな、結構MTVではヘビロテ、PV創られるの遅かったのは支障だったかも。それでも、彼の持ち味抜群に活かされたポップメロディアスダンス
8.「Next 2 You (ft. Justin Bieber)」
プロモシングル、POP26位を記録。The Messengersプロデュース。ジャスティンはブラックミュージックにもぐいぐい入ってきますね、導入がUsher ってのはでかすぎたんでしょうか。決してR&Bナイズな感じもしないんですけど、それでも上手くジャスティンを料理するあらゆるR&B産業に万歳
9.「All Back
Timothy Bloom 作・プロデュース、ひねりの無いバラード。ここに来て、少々の休息に安らぎ。バックメロディもなかなか安心感
10.「Wet the Bed (ft. Ludacris)」
ジャスティン使って、ここではリュダっすか。やりますな、なんか得策な流れ。平坦な流れなんだけど、ゲストの起用や曲のメリハリって面では考えられたトータル性
11.「Oh My Love
ドラムンベースと来て、ハイパーに四つ打ち。世話しない展開に安らぎも一蹴。嗚呼、早すぎる、これはちょっと年齢的に(汗)ついていけなくなってきた。という理解に・・・
12.「Should've Kissed You
好感度の良い知的バラード。アルバムはバランス感もなかなか。前曲の急ぎ加減をだいぶ薄めてくれました
13.「Beautiful People (ft. Benny Benassi) 」
4thシングル、Dance1位を記録。この曲、ヒットしているのはアルバムリリース直後のシングルカットってのもあるのかな。なんか、空虚にダンスって感じなんだけど、捉え方が難しいなぁと少々。んでエンド

国内盤は6曲多いんだと、ビックリ。前作のような2枚組デラックスを1枚で堪能って感じでしょうが、まずは13曲の流れを堪能しまくって、6曲にも手を出す流れのほうが、飽きない流れになるかもと分析。少々、R&Bを宙に舞いあげた曲もあって唖然でしたが、基本好感度ある流れで、彼の復活は直に感じました。前作よりも聴きやすいし、器上がってます。これはリピートしたくなっちゃうや。

   

F.a.M.E.
アーティスト:Chris Brown
販売元:Jive
(2011-04-05)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

F.A.M.E.
アーティスト:クリス・ブラウン
販売元:SMJ
(2011-04-06)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

F.a.M.E. (Row Explicit Deluxe Digipack)
アーティスト:Chris Brown
販売元:Pid
(2011-03-29)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る