1970年、R&B2位・POP17位を記録。カヴァーが10曲中9曲、フィルモアウェストでの伝説ライヴにも近づく多種カヴァーで、完全にアレサが全てを消化し出していたころとも言えそうです。今回取り上げるCDは、実はSHD-CD!!アレサのオリジナルアルバムでは初の試みだと思います(国内の楽天限定販売『Don't Fight The Feeling: The Complete Aretha Franklin & King Curtis Live At Fillmore West 』は、今尚発売中だったりしますが)。なんとも、国内タワーレコード限定でこのようなリリリースが行われていたことにビックリ!!どれだけ需要があって採算が取れるか知りませんが、ファンには嬉しいところ。。税込2100円(オンラインは送料無料でした)、新たにタワーレコード関係の方が解説を書いていらして、(対訳はないものの)歌詞は付いてるし。何より2011年最新
マスターで、SHD-CDで聴けるのは嬉しすぎます。
1.「Son Of A Preacher Man」
Dusty Springfield カヴァー。4thシングルB面(両A面扱い)としてもヒット。ソウル臭が久方に増して、それでいて、粋にポップさとロック度が強まり、洗練された時代への突入も感じる1曲目
2.「Share Your Love With Me」
2ndシングル、R&B1位(5週連続)・POP13位を記録。Bobby Bland カヴァー、3年連続となるグラミー賞獲得となった曲でもあります。王道的に展開される、正にサザンソウル回帰といった感覚。明るい息吹を感じつつも、アレサの時折盛りたてるピアノとヴォーカルがとにかく熱くてたまらんです
3.「Dark End Of The Street」
Dan Penn 作、James Carr カヴァー!!オリジナルのメロディが全くもって変化し、ブルージーに、そしてゴスペル度が高まる秘めた熱さを持って展開されるバラード風
4.「Let It Be」
The Beatles カヴァー1曲目。レコーディングは1969年10月、アルバムリリースは1970年1月。実際にビートルズがリリースしたのは1970年3月。曲提供のポールはもっと早くアレサに歌ってもらいたかったらしいけど、アレサがズルズル伸ばしてしまったみたいですが。Paul Simon 「明日に架ける橋」にしても、ソウル寄り白人シンガーはアレサにしか無いものに憧れていたのかなぁと、しみじみ。ここでの歌唱もサウンドも完全に、あっけらかんとゴスペルソウル風に表現。1曲ひいきも無しに、いつものアレサ調で淡々と歌うところが良い!
5.「Eleanor Rigby」
The Beatles カヴァー2曲目。3rdシングルとしてR&B5位・POP17位を記録。これはアレサのビートルズカヴァー4曲の中でも(残るは「The Long And Winding Road」「Yesterday」)、最も崩されて歌われている感あり。全くの別物として捉えたいソウルブギーに骨太な作品
6.「This Girl's In Love With You」
Burt Bacharach カヴァー、タイトル曲。出だしは落ち着いた感ある正統カヴァーだったんで、これが何故核となるのかなぁと思いきや、タイトルの惹きに加え、後半はもう完全にめったんこ料理開始
7.「It Ain't Fair」
Ronnie Miller 作、邦題「フェアじゃないわ」・・・想いやサウンドは「I Never Loved A Man」にも通ずる、何気に聴き応えのあるサザンソウル。肩の力を抜いた演奏とヴォーカルが、勢いを和らげてるけど、こういうのは良質作としてアピールしていきたい曲かな
8.「The Weight」
1stシングル、R&B3位・POP19位を記録。The Band カヴァー。異例な曲を取り上げてるなぁと、出だしのサウンド的にも違和感はありましたが、当時のアレサのハイパーさはしっかり滲み出てます
9.「Call Me」
Aretha Franklin 自作は1曲のみ、4thシングルとしてR&B1位・POP13位を記録。Diana Ross をはじめ数多くのシンガーもカヴァーしてきました。アルバム唯一の直球ラヴバラードって感じ。後半の舞い上がるヴォーカルは天下一品。個人的には、『30 Greatest Hits』なるベストで初めてこの曲を知って以来、アルバム1曲目にこそ相応しいと勝手に感じてしまうのですが(ベストのディスク2の1曲目だったもんで、その印象が強いんです)
10.「Sit Down And Cry」
コロンビア期からのClyde Otis 作。ジャズ期のアレサの気持ちが乗り移ったような、ある意味、コロンビア期の曲と気持ち+アトランティックのサウンドにソウルなアレサのヴォーカル。。。もう怖いもんなんて無し!緩くも気の抜けない気迫で詰まったスロウ
全35分。さっくりしてますが、もう完全に余裕パンチのアレサ節でした。実は、僕、CD化されちるオリジナルアルバムの中でこのアルバムだけ持っていなかったです(爆)。大ファンと言いながら、かたじけない(汗汗)。というのも(以前も伝えたことあるかもしれませんが)、1993年の4枚組『Queen of Soul』に9曲、更にピンクジャケのコンピ『Love Songs』にタイトル曲が入ってて、これらを持ってたことによりアルバムを買わなくても、アルバムの全貌は知っていたというか(なので抜粋して、疑似オリジナルCDだけは創ってましたが)。ということで、今回がようやくお初となる1970年作、流れで聴いて、なんともスムースだなぁと、ただただニュートラルな気分で堪能できました。
ジス・ガール<タワーレコード限定SHM-CD>
This Girl's in Love With Yo
アーティスト:Aretha Franklin
販売元:Atlantic / Wea
(1993-12-08)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
ジス・ガイ
アーティスト:アレサ・フランクリン
販売元:イーストウエスト・ジャパン
(1994-02-25)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
マスターで、SHD-CDで聴けるのは嬉しすぎます。
1.「Son Of A Preacher Man」
Dusty Springfield カヴァー。4thシングルB面(両A面扱い)としてもヒット。ソウル臭が久方に増して、それでいて、粋にポップさとロック度が強まり、洗練された時代への突入も感じる1曲目
2.「Share Your Love With Me」
2ndシングル、R&B1位(5週連続)・POP13位を記録。Bobby Bland カヴァー、3年連続となるグラミー賞獲得となった曲でもあります。王道的に展開される、正にサザンソウル回帰といった感覚。明るい息吹を感じつつも、アレサの時折盛りたてるピアノとヴォーカルがとにかく熱くてたまらんです
3.「Dark End Of The Street」
Dan Penn 作、James Carr カヴァー!!オリジナルのメロディが全くもって変化し、ブルージーに、そしてゴスペル度が高まる秘めた熱さを持って展開されるバラード風
4.「Let It Be」
The Beatles カヴァー1曲目。レコーディングは1969年10月、アルバムリリースは1970年1月。実際にビートルズがリリースしたのは1970年3月。曲提供のポールはもっと早くアレサに歌ってもらいたかったらしいけど、アレサがズルズル伸ばしてしまったみたいですが。Paul Simon 「明日に架ける橋」にしても、ソウル寄り白人シンガーはアレサにしか無いものに憧れていたのかなぁと、しみじみ。ここでの歌唱もサウンドも完全に、あっけらかんとゴスペルソウル風に表現。1曲ひいきも無しに、いつものアレサ調で淡々と歌うところが良い!
5.「Eleanor Rigby」
The Beatles カヴァー2曲目。3rdシングルとしてR&B5位・POP17位を記録。これはアレサのビートルズカヴァー4曲の中でも(残るは「The Long And Winding Road」「Yesterday」)、最も崩されて歌われている感あり。全くの別物として捉えたいソウルブギーに骨太な作品
6.「This Girl's In Love With You」
Burt Bacharach カヴァー、タイトル曲。出だしは落ち着いた感ある正統カヴァーだったんで、これが何故核となるのかなぁと思いきや、タイトルの惹きに加え、後半はもう完全にめったんこ料理開始
7.「It Ain't Fair」
Ronnie Miller 作、邦題「フェアじゃないわ」・・・想いやサウンドは「I Never Loved A Man」にも通ずる、何気に聴き応えのあるサザンソウル。肩の力を抜いた演奏とヴォーカルが、勢いを和らげてるけど、こういうのは良質作としてアピールしていきたい曲かな
8.「The Weight」
1stシングル、R&B3位・POP19位を記録。The Band カヴァー。異例な曲を取り上げてるなぁと、出だしのサウンド的にも違和感はありましたが、当時のアレサのハイパーさはしっかり滲み出てます
9.「Call Me」
Aretha Franklin 自作は1曲のみ、4thシングルとしてR&B1位・POP13位を記録。Diana Ross をはじめ数多くのシンガーもカヴァーしてきました。アルバム唯一の直球ラヴバラードって感じ。後半の舞い上がるヴォーカルは天下一品。個人的には、『30 Greatest Hits』なるベストで初めてこの曲を知って以来、アルバム1曲目にこそ相応しいと勝手に感じてしまうのですが(ベストのディスク2の1曲目だったもんで、その印象が強いんです)
10.「Sit Down And Cry」
コロンビア期からのClyde Otis 作。ジャズ期のアレサの気持ちが乗り移ったような、ある意味、コロンビア期の曲と気持ち+アトランティックのサウンドにソウルなアレサのヴォーカル。。。もう怖いもんなんて無し!緩くも気の抜けない気迫で詰まったスロウ
全35分。さっくりしてますが、もう完全に余裕パンチのアレサ節でした。実は、僕、CD化されちるオリジナルアルバムの中でこのアルバムだけ持っていなかったです(爆)。大ファンと言いながら、かたじけない(汗汗)。というのも(以前も伝えたことあるかもしれませんが)、1993年の4枚組『Queen of Soul』に9曲、更にピンクジャケのコンピ『Love Songs』にタイトル曲が入ってて、これらを持ってたことによりアルバムを買わなくても、アルバムの全貌は知っていたというか(なので抜粋して、疑似オリジナルCDだけは創ってましたが)。ということで、今回がようやくお初となる1970年作、流れで聴いて、なんともスムースだなぁと、ただただニュートラルな気分で堪能できました。
ジス・ガール<タワーレコード限定SHM-CD>
This Girl's in Love With Yo
アーティスト:Aretha Franklin
販売元:Atlantic / Wea
(1993-12-08)
販売元:Amazon.co.jp
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ジス・ガイ
アーティスト:アレサ・フランクリン
販売元:イーストウエスト・ジャパン
(1994-02-25)
販売元:Amazon.co.jp
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RY COODERバージョンの"Dark End Of The Street"も秀逸ですが、本作の2〜4曲目の流れがたまらなく好きで、今でも時々車の中で一緒にシャウトしてます(ヒステリックに)笑