
1.「She Doesn't Mind」
毎度ゾクゾクするシリアス路線、上質R&Bで届けてくれる1曲目。コーラスの壮大さ、ジワジワ燃え広がるヴァースも惹き
2.「Power of Love/Love Power」
1stシングル、R&B1位・POP4位を記録。教会での一幕のように歌われるイントロ、その後ボルテージが増して、ポップながらキック強い応援ラヴソングに。一応メドレー扱いということで曲は2部制、7分近いアルバムヴァージョンは完全に一つの楽曲としての成り立ちを感じます
3.「I'm Gonna Start Today」
歯切れよく歌いつつも、ミディアム調の雲間が残るようなバラード。急転ヴェルヴェットなハスキーファルセットが出たりすると、ほんとゾクっとします。ゆえに場の持っていきかたが上手すぎるなぁとしみじみ
4.「The Rush」
3rdシングル、R&B6位・POP73位を記録。最先端の音を咬ませたドラムテク、呟くようなヴァース、サビの何だか不思議な高揚感。モノクロPVもかっちょよかったなぁ〜
5.「I Want the Night to Stay」
最強アダコン、スロウでいてコーラスの棚引く余韻たるもの、情景を増してくれます。声ダブ、リリックよりも雰囲気に酔えるテク結集
6.「Don't Want to Be a Fool」
2ndシングル、R&B4位・POP9位を記録。しっとりスタートするヴァースに、凛とひきしまるサビまで、ルーサーの張り付く周波数にただただ浸りつくせり
7.「I Can Tell You That」
幾分90年代初期ビートを元に、軽やかにダンスステップ。急ぎ足な感覚、抑揚ある流れにするために攻撃的に仕掛けてくるのはルーサーならでは
8.「Sometimes It's Only Love」
4thシングル、R&B9位を記録。余裕あるミディアムスロウで展開するバラード、安心感で耳に安らぎ
9.「Emotional Love」
80年代寄りのダンステクを用いたR&Bポップ、こういう曲調は90年代になってもルーサーには妙にフィット
10.「I (Who Have Nothing) (with Martha Wash)」
本作でゲストに招いた女性ヴォーカルはマーサ・ウォッシュ、当時はWeather Girls のメンバーという印象があったかもしれませんが、正にこの時期にC+Cでのフィーチャーなどでも大ブレイク。7分半、なんとも気合いの入ったバラード、ルーサーをも誘因するほどのパンチ力は互いにとって新たな魅力の引き出しに
僕はリアルタイムではなく、ルーサーのアルバムの中ではあまり聴きこんでなかったアルバムではあるだけに、シングル以外の曲、あとは1・10曲目あたり以外は、あんまり思い入れがないままにスーッと流れていってしまった感があります。相変わらずのスーパーヴォーカル、着実に愛が深く深く詰まっています。
パワー・オブ・ラブ
アーティスト:ルーサー・ヴァンドロス
販売元:エピックレコードジャパン
(1991-05-30)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
Power of Love
アーティスト:Luther Vandross
販売元:Sbme Special Mkts.
(2001-07-24)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

アーティスト:Luther Vandross
販売元:Sony
(2005-06-21)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
I (Who Have Nothing)は当初アニタ・ベイカーとデュエット予定だったんだけどレコーディング当日にすっぽかされてマーサ・ウォッシュに変わったんだよね。
アニタとシャカ・カーンが今年のアメリカンアイドル放送の時に客席に遊びに来てたけど二人で何かするのだろうか?
もしかしたら今年リリース予定のシャカのデュエットアルバムにアニタが参加するのかもね。
そのアメリカンアイドルでルーサーの後継者扱いされていたJacobLuskはぜひとも成功して欲しいです。