51A7SDDZ6AL__SL160_2001年に岡村ちゃん大反対な感じの2枚組『OH! ベスト』、2002年岡村靖幸と石野卓球という名義の『comebaby』、2003年岡村と卓球という名義の『The Album』、2004年いよいよオリジナル『Me-imi』、2005年完全総決算的なボックス『岡村ちゃん大百科』と、1990年代の低迷がウソのような続々リリースとなったわけですが、前述のボックスの2週間後にリリースされたのが初のセルフリミックスアルバム『ビジネス』。イントロ除くと5曲、計28分。これで2500円ってところから、まず購入は悩むモノですが…。オリコン61位、まっ、残念ながらそうなっちゃいましたか、って感じ。でもね、そこらのリミックスアルバムと異なります。岡村ちゃんファンからは、作品への評価は高いでしょうね。わかりますもん、ぶっ飛んでますから。

1.「Intro
ミーミツアーの深澤さんのコメントからスタート。ライヴとリミックスが融合したかのような、それをワクワクさせてくれるようなイントロ1分半。「元気ですかーーーー?!」の連呼。いいね、この突き抜け感
2.「ア・チ・チ・チ
Me-imi』収録、筑紫哲也さんの前でも披露した、隠れた名曲。ぶっ飛んだ歌詞は流石ってやつです。これを豪快にキレあるハウスに仕上げたわけです。オリジナル以上にぶっ飛びすぎ、スコーンと抜けてて好き
3.「聖書 (バイブル)
次いで、筑紫さんの前で披露したまんまの流れ。これもダンス系に仕上げちゃってます。妖艶、シリアスなんて無い、これも突き抜けて完全に四つ打ち。ただヴォーカルは歌い直しで、ヨレヨレなんですが、それも彼の当時からの味になってしまってます。ライヴよりは、しっかり聴けるヴォーカル。オリジナルから15年以上経て、これだけ新鮮さ溢れたテイクってのも、なんか斬新
4.「come baby
ここからの2曲は、岡村と卓球『The Album』からのリミックス。本当だったら、もっと彼単体の作品をリミックスしてもらえれば惹きは強くなったかもね。でも、ポイントとしてはオリジナル以上にヴォーカルが聴きやすくなって、完全に卓球テイストが抜けてるのが良いです。やっぱ、この岡村ちゃん独自路線がみんな好きなんじゃないかな。早口ヴォーカルもまだまだイケマス。音域は苦しそうなのは否めないけど、バキバキ突進継続
5.「adventure
これは、数年経て最上級に洗練されたって感じでしょうか。この曲は、このヴァージョンが最も好き。7分近くあるのにそれも感じさせないし、岡村ちゃんサウンドが突っ走ってて、色々な要素も楽しめるなぁ。これは聴くべし、ライヴで盛り上がるべしなんでしょうねー
6.「Check out love
ヴォーカルは苦しげながら、キュンキュンなエッセンスだったり、青春まっしぐらに頑張ってる度も強くて、かっちょ良さバキバキ!アッパージャズmeetsファンクって感じかな。コーラスなんかも加えて、なんか愛おしい出来

こういうのはどんどん創作歓迎!来月2枚同時リリースのセルフカヴァーは、岡村ちゃんの曲をどう料理しているのか、本当楽しみ。でも、これまたこの時代において、2枚で5600円・20曲ってのは悩むでしょう。。。ダウンロード1曲150円でもそれなりの時代、、、難しい選択がリスナーを待ってます。でも、既存曲に名曲ズラリ。それを本作で改めて知りました。

 

ビジネス
アーティスト:岡村靖幸
販売元:ユニバーサルミュージック
(2005-03-30)
販売元:Amazon.co.jp
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