ディズニー音楽のバックヴォーカルとして活躍したってことで、Phil Collins との仕事なんかが有名みたい。エミー・キーズ(Alicia Keys と一見スペルミスしないよう…)。本作は彼女の唯一の作品かな?アルバムはチャート圏外ながら、なかなかの実力が発揮された80年代末のむんむんR&B集。1.「I Know What's Good For You」
Larry Graham プロデュース参加(もしや、裏で歌うヴォーカルも?)、ミディアムスロウで洗練された
NYアーバンサウンド展開。今尚古臭さが薄いアレンジも歌の挿入技巧も絶妙
2.「Lover's Intuition」
タイトル曲・1stシングル、R&B67位を記録。Luther Vandross と共演したことでも有名なGregory Hines主演映画"Tap"挿入歌。アダコンとして雰囲気の良い、ヴォーカルパンチなスロウバラード
3.「Will You Respect Me (In The Morning) 」
ダンス寄りR&B、ピアノの跳躍が楽しいな。どのパートも堅実に弾ける歌を披露するエミーの魅力、なかなかです
4.「Someone's Gonna Fall In Love」
前3曲と異なる風貌で歌われる爽やか草原ポップR&B。新たな魅力大成功、ブラックミュージックと離れる爽快さ
5.「Has It Come To This」
1曲目を少しだけテンポを上げ、サウンドの新しさそのままに展開する大人バラッド。高音まで、程良いキーで歌い安心感もばっちし
6.「Even Now」
正統派バラード、CDをプレイするだけでも十分雰囲気が温まるナイスクオリティ。歌もサウンドも程程に、聴き続けるためのエッセンス詰め
7.「A Man And A Woman」
少々重たさも含むけど、良い意味でブレイク入ったかな。スロウでも様々な表情魅せ続けるのがエミーの惹きかな
8.「Everytime I Close My Eyes」
ハスキーに包容力ある歌唱に変化、ゴスペル的な様相もあり。ただただ、他曲と異なる声質に釘付けに
9.「Precious」
1曲目と同じプロデュースあって、再度男性ヴォーカル参加(やっぱ、ラリー・グラハムじゃないだろか)。少々の80年代うってつけサウンド+ジャズファンク加わり、シングル寄りのパワー発揮
10.「Crazy Love」
一押しがコレ!なんか聴いたことある曲だと思ったら、David Lasley, Robin Lerner, Marsha Malamet, Allan Rich 作、Luther Vandross, Patti Labelle 等にも歌われた隠れた名曲。この曲のために購入するのも有りでは?!エミーのヴァージョンは、そこまで張り裂けるような歌いっぷりではないけど、なんかしみじみ心にぶつかってくる粒あり
全体的に捨て曲なし!本当に流してて癒されるアルバムだなぁと思いました。最初はGregory Hines あたりを目当てに聴いてたら、実際はPhill Collins 系のスタンダード、そしてスムースなR&Bに特化して、そして最後にはLuther Vandross がカヴァーする曲に戻るような展開で、個人的に見事な作品でした。
Lover's Intuition
アーティスト:Amy Keys
販売元:Sony
(1990-10-25)
販売元:Amazon.co.jp
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