510Sg8lqgiL__SL160_51c5CRIjk+L__SL160_ビヨンセ3年振り4枚目のアルバム、その名も『4』。このズバリ感は嫌いじゃないですね。彼女は、前回でもテーマを元に作品を披露してくれましたが、本作は更にヒットを狙ってないようなアルバムマターな仕上りに、改めてビヨンセの音楽性に感激しちゃいましたよ。マニアックというか、レアな音を目指していけば、そりゃ分かりやすい音に惹かれてたファンが遠のくはずなのに、こんな難しい作品も手堅くR&B1位・POP1位を獲得してくるというのは、ポップディーヴァをほしいままにするが所以かな。

1.「1+1
The-Dream, Tricky Stewart プロデュース。初っ端からスロウバラード。ロックサウンドを前面に、同じバラードのはじまり言えど「If I Were A Boy」とは異なるサウンド面においても高揚感を増してくれる威力に貫通
2.「I Care
神妙なサウンドに、徐々に上がり気味なビヨンセの灰汁高き荒きヴォーカル。ヴォーカルの凄みと裏腹な演奏の乖離がたまらなく憎い
3.「I Miss You
奮わすように清涼感あるヴォーカル、でも堂々たる強さはうせずに、訴求度抜群に薄らサウンドを駆け抜けていきます。バラードというよりも、悲しみのドラマを全力で表現しているかのような精神の塊
4.「Best Thing I Never Had
2ndシングル、R&B30位・POP29位を記録。Babyface プロデュース参加。調子を徐々に上げ、美しき清々しさに浸れるミディアムR&B。それでも曲というよりも、ドラマ感は続きます。セルフコーラス併せて、ド級ヴォーカル猛進
5.「Party (ft. Andre 3000)」
注目曲、久方のOutkast からの参加、シャープにまったりR&B、音もグルリ変化。懐かしいようなメロディ、そこにかけ合わせのコーラス。サウンドは80年代回帰かな
6.「Rather Die Young
前曲で曲の調子が変わってくと思いきや、またもスッテンコロリンにミディアムスロウに聴かせるR&B。ただただヴォーカルの厚みで引っ張っていく頼もしさ。ソウル的な音が聴こえるのは何気に嬉しいポイント
7.「Start Over
エモーショナル系の楽曲を、まだまだ攻撃的に歌うビヨンセはたくましすぎる。もっと静めて歌った方が良いという評価もだんだんと出てしまいそうだけど(大御所系に有りがちです)、まっ、まだまだ溌剌さがあったほうが魅力かな。表現力豊かなパーツも多いし、抜け目無いって印象
8.「Love On Top
ポップさと共に明るさカンバック。今までは、こういうタイプの曲だともっともっと柔らかめに歌ってたと思うけど、声が太くなったのかな、荒々しさが楽しくなってきた
9.「Countdown
R&B66位上昇、Boyz II Men「Uhh Ahh」を堂々サンプリング、ぶつくさ系な音とメロディに、声の味付けでなかなかの面白い気流を与えてくれてます
10.「End of Time
The-Dream プロデュース参加、先行シングルでもある12曲目の一節を大胆に組み込み、ラテンジャズ度増し。曲としての成り立ちが難しく聴こえるけど、ダンスの楽しさを身にまとえば細かい事不要で、レッツ大人にダンシング
11.「I Was Here
Diane Warren 作、アルバムのハイライト的な素敵なバラード。崩しもなしに、ただただ勇者のようにストレートに歌い倒す豪快スーパーヴォーカルバラード。やってくれます
12.「Run The World (Girls)
1stシングル、R&B30位・POP23位を記録。ラストは10曲目の要素も汲んで、楽しくタンタカダンス。曲としての成り立ちがぶっ飛んでるのでソウルファンなんかには賛否あるけど、今の時代に楽しいチャカポカR&Bでエンド

前作はコンセプトと言えど、シングルマターな曲がたくさん入ってたわけで、そういう流れでいうと、アルバムとしてのトータルクオリティにしっかりこだわった良質と思いました。デラックス盤は、本編では味わえなかったポップR&Bにリミックスを追加。それでもきっと、数ヵ月後にはPV集DVD付けたり、別途新曲入れたりして売り直しそうでならない…。この予想が外れたなら素晴らしいんだけど。

 

4
アーティスト:Beyonce
販売元:Sony
(2011-06-28)
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4(初回限定盤)(2CD)
アーティスト:ビヨンセ
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