夏を感じたいアルバムを探していたら、そうそう、取り上げたいなぁと常々思ってたテルマ・ヒューストンのアルバムがあるじゃないか!!!ってことで、イタリアオンリーリリース1994年作から13年振りにリリースされた、絶妙カヴァーアルバム。惹きは、まず2曲目のルーサーカヴァーだったんだけど、このアルバムの発売後にJohn Legend & The Roots がカヴァーした1曲目だったり、その他にもソウルファンが唸っちゃう選曲の数々。それも、ブランクだったのかよく判らないけど、相当にはじけちゃっててヴォーカルも悪くないままだし、これは夏だったら余計に盛り上がること間違いなしのベテラン作!!!1.「Wake Up Everybody」
1976年Harold Melvin & the Blue Notes カヴァー、未知なる民族舞踊テイストなイントロ。ゆったりR&B仕上げ、緩やかに本体のカヴァーへ移行し、後半乗ってきたグルーヴは爽快に馴染むソウルサウンド。高音もばっちし刺激的!
2.「Never Too Much」
1980年Luther Vandross カヴァー、惹きになった選曲。イントロのホーンに語り、ディスコクラシックな出来栄え。オバチャン調でありつつも歯切れ良いヴォーカルはぐっと来ます。サウンドとの相性ばっちしに、ご機嫌ダンス、しっかりルーサートリビュート
3.「Brand New Day」
1999年Sting カヴァー、ソウルカヴァーとて60年代フレイヴァーを交えた魅惑なベテラン節。セルフダブなヴォーカルなんかも厚みあるし、ソロパートも高らかに味あるなぁ
4.「Ain't That Peculiar」
1965年Marvin Gaye カヴァー(Smokey Robinson 作)。重たいホーンを主体に、ピアノとしっかり聴かせるナイスバランスなサウンド。説得力に満ちたサザンソウル風
5.「By the Time I Get To Phoenix」
1965年 Johnny Rivers カヴァー(Jimmy Webb 作)。アレンジ変わって、ジャズテイストに寄った丁寧で優しげな解釈。7分に亘る中で、長めの語りは癒し。どこまでも美しき空間が待っていて、こりゃテルマの器だろうね
6.「Distant Lover」
1973年Marvin Gaye カヴァー、ハスキーな中域でしっとり歌われる上質。大御所の新発見的な、ナイススロウグルーヴ
7.「Lave And Happiness」
1977年Al Green カヴァー。幸せ感というよりも何気なく歌って、爽快さを与えてくれます。ソウル要素がしっかり詰まったサウンドと粋なヴォーカルにこそ惹き
8.「Medley: Dance (Disco Heat) / You Make Me Feel (Mighty Real)」
共に1978年Sylvester のメドレーカヴァー。前者はゴスペルフレイヴァーのスロウバラッド、後者は王道な70年代後半ダンスグルーヴ。歯切れ良すぎる若々しいヴォーカルが魅力。特にディスコサウンドは当時に戻ったような感覚なのが楽しすぎ、これは卓越!
9.「That's the Way Of the World」
1975年Earth, Wind & Fire カヴァー、神秘的にユラリR&B。ヴォーカルの伸び・キレ、共に問題なし!コーラスやホーンの支えもナイス。不思議な揺れに嬉しい酔い
10.「Please Send Me Someone To Love」
ラストは渋く1950年Percy Mayfield カヴァー。秘めたソウルフルな心地を存分に温和に伝える、、どこまでも渋過ぎ。後半の崩した歌唱・声質なんてTeena Marie ぽくなっちゃってるし
捨て曲無し、ソウルファンだけでなく、上質な音楽を求めるリスナーに知ってもらいたい作品の一つかな。これだけのブランク明けで、相当に自分で咀嚼できたアルバムをリリースできちゃってることに感激。ヴォーカルもサウンドも、ソウルファンからしたら文句なし!ジャケの笑顔のまんまに、テルマの今のままに、ご機嫌なグルーヴが詰まってます。ほんと、ここ1〜2年、良く聴く作品なんです。お薦め!
Woman's Touch
アーティスト:Thelma Houston
販売元:Shout Factory
(2007-08-14)
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テルマ・ヒューストンの本作は未チェックでした。
華やかなジャケ写もいいですね。
気になるのはラスト曲。崩した歌いっぷりを聴いてみたいです。