220px-Wereawinner昨日取り上げたTLCのデビュー作に収録されている「This Is How It Should Be Done」が、インプレッションズの本作タイトル曲をサンプリングしたってことを知り、今になって双方の曲共にワクワクしちゃってます。確かに、この曲には相当な爽やかムーディ感満載。TLCヴァージョンも新たに最高だし、インプレッションズのヴァージョンもカーティスのヴォーカルの突き抜け感あってこそたまりません。しかーし、アルバムに収録されていたのはインスト。あれ?

元々夏にカーティスは似合うゾ!と思ってた流れだったんで、今まで全然取り上げなかったインプレッションズは何気に魅力再認識の良い機会。本作は、彼ら8作目でR&B4位・POP35位を記録。ここに来て急転、ジャケはシンプル過ぎますが、これまでと変わらないグルーヴ三昧。Johnny Pate プロデュース、一部除いて全Curtis Mayfield 作。

1.「We're A Winner
1stシングル、R&B1位・POP14位を記録。1960年代後半において、彼ら最大のヒット。なんかヴォーカル有無ヴァージョンそれぞれあるようで。此処に収録されてたのはヴォーカル抜き。それでもグルーヴはバシバシ伝わってきて良いんだけど、ナゾ。
2.「Moonlight Shadows
ど真ん中にソウル付きだしスロウバラード、港町。アカペラ的に、しっとり聴かせるオールディーズ
3.「Let Me Tell The World
ホーンの突き抜け感あれど、これも地味にエモーショナル。カーティスリードでないけど、清々しさはしっかり直球
4.「I'm Getting Ready
ギターのPhil Upchurch 共作。3人のヴォーカルのコンビネーションの他、かすかに聴こえるカーティスのファルセットってのがたまらないスロウ
5.「Nothing Can Stop Me
イントロではホーンも調子を上げて、ご機嫌快いサウンド。歯切れ良いカーティスのヴォーカルは、地もファルセットも聴けてなかなかの旨み
6.「No One To Love
小編成音楽好きトリオって感じかな。肩の荷を下したあっけらかん曲
7.「Little Brown Boy
ゴスペル的な音楽の響きに、ドゥーワップ時代の古めのサウンドを乗っけたかのようなスロウバラッド
8.「I Loved And I Lost
2ndシングル、R&B9位・POP61位を記録。まったりソウル、サウンドの全体感だったり、カーティスを中心とする歌唱で地味に展開する流れは彼らならではの休息技
9.「Romancing To The Folk Song
鉄琴の響きが特長、あとはホーンと低域・ファルセットなど多種ヴォーカルで彩って展開、てな感じ
10.「Up Up And Away
Jimmy Webb
作・The 5th Dimension カヴァー。曲がヒットしたこともあり、プロモ一貫の採用かな。その後、急遽数々のソウルシンガーもカヴァー。なんかインプレッションズの印象と異なるのは、カーティス解釈無しに歌われるからかも…面白い鮮烈さはあるけど

何ともさっくり28分。1曲目の印象で聴いちゃうとダメダメなんだけど、ソウルの柔らかさ・優しさが詰まった作品だなぁと。近年発売されたリマスター盤には「We're Rolling On」の2ヴァージョンを追加収録。自分は、2in1でリリースされたCDをたんまり集めてきましたが、聴きこむのはこれからでしょうか(こういう流れ多すぎで反省ですが)。

 

ウィアー・ア・ウィナー(+2)(紙ジャケット仕様)ウィアー・ア・ウィナー(+2)(紙ジャケット仕様)
アーティスト:インプレッションズ
販売元:ユニバーサル インターナショナル
(2007-01-24)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

Fabulous Impressions / We're a WinnerFabulous Impressions / We're a Winner
アーティスト:Impressions
販売元:Kent Records UK
(1998-09-29)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

We're a Winner
アーティスト:Impressions
販売元:Universal Japan
(2007-12-15)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る